イビサで石油採掘がもうすぐ行われます
スペイン政府は、イビサ島から数キロ離れたバレンシア湾で石油採掘計画を実行しようとしています。しかし、石油採掘にはリスクが伴うので意見が分かれています。
まず第一に考えられるのは、原油が流出し環境を汚染する可能性です。記憶に新しい2010年のメキシコ湾での原油流出事故では魚や珊瑚などを含む周辺の生物と環境が汚染され、11人の死者と17人の負傷者がでました。
また、石油プラットフォームの設置により、イビサ周辺の海水を綺麗に保つ役割をしている海草ポシドニアが破壊されるので海が汚れる可能性と、採掘の騒音により周辺の魚の繁殖と行動に影響が出る可能性もあります。
石油プラットフォームが建設される場所は、採餌や繁殖のために回遊を行う亀、イルカ、鯨の通過点なので、それらの生命が脅かされる可能性もあります。
複数のリスクが伴う石油採掘。これからどうなってゆくのか目が離せません。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。