ケバブ屋の恋

公開日 : 2001年04月27日
最終更新 :

電波少年を見ている方はどれくらいいるだろうか。もちろんトルコでは見れるわけもないが、先日トルコの新聞にこんな記事が掲載された。

「ジャパニーズビジネス、メディウム・メミシュ。」

バリシュ・マンチョに続いて日本人の人気を獲得した第2のトルコ人は、メディウム(霊媒師)・メミシュとなった。日本で何百万という視聴者を持つテレビ局NTVは、2ヶ月前にメミシュと共に<霊媒と精霊たち>というルポルタージュを製作した。メミシュの言葉は日本人に大きな影響を与え、希望によってその後、同局で2回再放送されている。

人々のこの興味を引き伸ばしたい製作者たちは、メミシュの著名度を利用すべく、再びトルコにやって来た。12時間にわたる2本目のルポの他、プロジェクトが進行中である。

日本に詳しいジャーナリスト・作家であるエルダル・ギュベンはこう語る。「日本人は占いを重要視する。そういった一面からメミシュの言葉に、影響を受けやすい。NTVは日本で最も大きい局のひとつ。メミシュの出演したデンパショーネンというプログラムは、いつも視聴者の興味を引いている。」

(写真キャプション)メミシュ、ジャパニーズガールのケバブ屋の恋人を知る

メミシュは撮影中も、その霊感を披露した。「日本女性は彼女自身に関して質問をした。彼女には、トルコである人に恋をしたこと、その人はケバブ屋であることを伝えた。それを聞いて彼女はびっくり仰天だったよ。」

撮影裏話を聞いてもメミシュはなかなか鋭かったらしい。これはどうも占いによって旅行するという企画のようで、最初一行はエジプト・アレクサンドリアから、「北にあるIのつく町を通過せよ」というお告げにしたがってイスタンブールにやって来たらしかった。メミシュのお告げの前にも、イスティクラルのパサージュにある怪しいインド系占いやコーヒー占いを試してはいた。その後カサブランカへ飛んだと聞いていたが、一週間ほどすると戻ってきた。「女の子の一人がどうしてもトルコに帰りたいって...」

その理由と言うのがケバブ屋だったのである。カサブランカから帰ってくるまで、撮影班も知らなかったらしい。「でもメミシュさんに会った途端、あ、男がいる。って言われちゃって。」

「結局、彼女今日その男にプロポーズされましてね。そこも撮影しましたけど、2人で旅させる企画が、1人で続行となるのか、企画でもめて。」

裏話ばっかり聞こえて、本番放映が見れない私はどういった放映になったのか、気になって仕方がない。

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