イスタンブール日本食事情

公開日 : 2002年01月16日
最終更新 :

元旦当日しか休みにならないので、トルコでは正月はあまり盛り上がらない。しかし日本人として、正月くらいは日本食!と思う旅人は多いようである。普段、海外では通常高級料理であることが多い日本食店では、バックパッカーを見かけることは少ないのだが、この時期はさすがにちらほら見うけられる。

食材を捜して日本食店を訪ねる旅行者もいる。つまり、トルコには日本食材を売っている店がないのだ。醤油くらいは一般スーパーでも見受けられるようになったが、他の食材はといえば公式な小売は皆無といっていい。一時スイスホテルのデリで米酢などを扱っていたが、どうも食材の輸入が制限されるこの国では入荷が不安定なようで、最近はとんと見かけない。デパートなどの中華料理店が併設する中華食材コーナーの干ししいたけくらいしかゲットできない。それでは年越しそばやお雑煮は無理なので、だめもとで日本食店を回ることになる。貴重な品だし足元を見られるので高いことは高いが、在庫に余裕があれば譲ってくれることもあるようだ。

しかし昨年夏に行った調査では、安宿でキッチンを使用できるところは減少の傾向にある。食材が手に入ってもキッチンがなければ調理は難しい。そういうわけで、今回はイスタンブールの日本料理店をいくつか紹介しておく。なぜなら昨年秋ごろから、いくつかの開店、閉店があり、最新情報はまだどのガイドブックにも載っていないからだ。

京都(スイスオテル)

みやこ、と読む。併設されていた中華と統一されたので、予約すれば中華も楽しめるようだ。鉄板焼きやすき焼きが食べられるのはここだけ。

豊(タキシム・ハイアットリージェンシーホテル)

ハイアットに属してはいるが、立地的にはインターコンチネンタル向かいと言ったほうが正しい。ほとんどのガイドブックに紹介されているであろう最老舗の宝船が閉店。その店舗後にオープンしたのが豊である。予約制だが、土曜ランチに寿司の食べ放題をやるなど新規客開拓に意欲的?

HAI!(ディバンホテル)

昨年オープンした回転寿司。ディバンホテルはレストランやカフェ・パブなどの飲食業に強く、食事に定評のある企業だ。トルコ人プロデュースのカジュアルな寿司を試すのも一興。

忍者(タキシム・SEHITMUHTAR CAD)

大通りに面していないので見つけるのが少し難しいが、年中無休で日曜もランチメニューを出す。うどんや(TARLABAS CAD)

席数が多く、カジュアルな感じなので人数が多いときは便利。名前にもあるうどんに惹かれるが、トルコの小麦がうどんつくりには合わないのかもうひとつという声も。寿司や揚げ物などもある。

たまには醤油と味噌の香り、堪能してみてください。

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