赤いハート

公開日 : 2002年05月10日
最終更新 :

「トルコのバレンタインって、ひょっとして今ですか?」

唐突な質問だったので、一瞬なんのことかと戸惑った。タクシーの窓の外、彼の目線の先にあるのはショーウィンドウいっぱいの真っ赤なハートのディスプレイ。ははーん。これか。

イスタンブールのショーウィンドウには今、あらゆるところに赤い女性像やハートが麗々しく飾られている。これは「母の日」のプレゼント購入を誘っているのだ。母の日が何を起源とした記念日なのか私は知らないのだが、バレンタインディなどと同様、最近になって急にもてはやされるようになったイベントのような印象がある。長く続く不況を少しでも忘れようというのか、何かにつけXXの日商戦が繰り広げられるようになった。いずこの国も同じなのだろうか。

ただし、子連れ親連れなどでこの時期トルコを訪れるなら「母の日キャンペーン」なる情報を収集してみるのもいいかもしれない。例えば、夜は高級ナイトクラブになる宮殿岬のどっしりした建物HAMMAMではブランチを20ミリオン(約2千円)で提供する。人気のイタリアン、DA MARIOやGUMUSSUYUのPUCCIでは食事に20%の割引が受けられるし、ティファニーのトルコ代理店であるコレクションではプレゼント購入時15-30%の割引がある。これらは特に証明を必要とするわけではないということなので、特に子供がいなくても「今日はベビーシッターに預けて参りましたの、ホホホ」とやれば、いつもは入場制限で引っかかりそうな場所でも優雅にお食事が楽しめるかもしれないのだ。またこれは実際の子供がいなければいけないが、こんなキャンペーンもあった。

世界中どこへ飛んでも母、無料!

トルコ初のトルコ航空のチケットが、2歳から11歳の子供を同伴して飛ぶと親の分が無料になるというのであった。出発日制限はあったにしろ、相当おいしい。恩恵にあずかれた日本人というのは非常に少ないだろうが、羨ましがられるフライトになっただろう。毎年やってくれないかな。

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