10万ポッキリ、近視治します

公開日 : 2003年04月28日
最終更新 :

使い捨てのコンタクトレンズがなくなってしまったので、買いに行った。トルコのコンタクトレンズ?などと恐れる必要はない。薦められるのはほとんど日本でも聞いたことのある商品ばかりだし、日本製がいいなら、とHOYAなどの日本メーカーのものも薦めてくれるぐらいで不安材料はなかったので、もうずっとトルコで購入している。私が使っているのは、日本の3年前までは日本にもあるボシュロムのメダリストというものだったが,今はトルコのボシュロムはメダリストを販売しておらず、その流れを継ぎさらに水分含有率の高いものとして66というレンズを販売している。今までと同じものでも良かったのだが、メダリストに比べぐっと薄くなった感の66は確かに装着時の違和感は少ないのだが、外人の大きな目仕様なのか一回り大きくて、上下のまぶたにひっかかるようで装着しにくかった。それで変えてみることも考えて一応一通りの診察を受けた。が、診察を終えたドクターのお勧めは「手術を勧めるわ」であった。「度が高いし、年齢的にも適切。痛くもないし、今すぐにも受けて帰れるわよ」レーシック、つまりレーザーを使った近視矯正手術である。

その気になって探してみると,すでにこの手術を受けた人は知り合いの中にも何人も見つけられた。思い切りのいいトルコ人はともかく,日本人も、受けてみた人は一様に、「いいわよ!絶対にお勧めよ」という。日本でもココ数年で認可された手術なので、ある程度の安全性は確認されているのだろうが、心が揺らぐのはその価格である。日本では50~60万円といわれるこの手術、トルコでも当初は片目1000ドルつまり12万くらいであったらしいが、ここのところの不景気で値下がり、両眼で600から800ドルくらいに値下がりしているのだ。

10万円で近視が治る。これが安いか高いかは主観に左右されるのであろうが、このままコンタクトを使いつづけても、積もリ積もればそれくらいの出費にはなる。怖いのは将来的な副作用や障害だが、新しい手術形態なので15年以上の術後経過は例がなく,今のところ、若年層に適切でないことや老年期に施術すると老眼が進むというほかは、問題は報告されていないのだという。

勇気のない私は、とりあえず今回はお断りして、やはり大きな66の小箱をもらって(これに関しては直径の小さなモノもあるらしいが、私の眼球は大きいらしくてカーブに合わせてこれにしておかないと今度は落ちてしまいやすくなるという説明であった)帰路についた。

50万と10万。これだったら,日本から来たってモトが取れるね、と思いながら。

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