ラマザン(断食月)がやってきた

公開日 : 2004年10月19日
最終更新 :

10月15日からイスラム世界は断食月に入った。トルコではラマザンという。明け方にチンドン屋のような太鼓の音が聞こえて、目を覚ましてしまう旅行者もいるかもしれない。あれは夜が明けるまでにサフルといわれる食事をしてしまうための目覚まし屋さんだからうるさいのは当然だが、断食していない人や眠いのでサフルはパスしてしまうイマドキのトルコ人断食者にも不評である。まあそんなことでは起きはしない私にとってはほほえましいラマザン風物詩である。

さて、『スルタンアフメットで会いましょう』というポップな垂れ幕があちこちに見られるが、恒例となった旧市街のラマザン屋台街が、賑やかに開催中だ。ヒッポドロームからブルーモスク・アヤソフィア間の公園の一部まで、お祭りの様相だ。子供たちの乗り物などもあるから家族で出かける人も多い。

その他にも今年はいろいろと催しものの企画が多い。コンサートやカラギョズといわれる伝統芸能の影絵芝居など、興味があれば覗いてみたい。スケジュールなど詳しくはwww.sultanahmetteramazan.comにて。10月21日には夜9時からメブラーナ博物館でのセマーなども予定されている。夜の旋舞はまた一段と幻想的であるに違いない。

現在のイスタンブルのイフタル(断食明け)時間は夕方6時半ぐらい。太陽の沈む時間であるから当然毎日少しずつずれていくことは知っている人が多いが、都市によっても日没時間が違うからイフタルの時間が違うことを失念している人は多い。ラマザン期間中は夕方の交通渋滞や営業時間の変更などが考えられるので、旅行中及び予定の方は十分に注意されたし。ちなみに断食月の終わりを祝う砂糖祭(シェケルバイラムまたはラマザンバイラム)は11月14-16日。

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