イスタンブル第2空港からの発着便キャンペーン
「アンカラからイスタンブルまでですね。ヨーロッパですか、それともアジア?」
今では誰も聞いてくれないが、鳴り物入りだった開港当時は、それこそトルコ航空のお姉さんがマニュアル化されたような口調で、こう聞いてくれたものだ。日本のガイドブックにもほとんど載っていない。いったいどれくらいの人が知っているだろう、イスタンブールには空港が二つあることを。
アジア側、今年から開催予定のF1サーキットのほうといったほうがいいか。ヨーロッパ側のアタチュルク空港に対し、サビーナギョクチェン空港というのがその名前。24時間開港のれっきとした国際空港である。アタチュルク空港周辺は住宅地としての開発も進み、離着陸の過密化を緩和すべく空港を広げる余地がない。そこで登場したのがサビーナ・ギョクチェンだった。羽田に対し成田が、大阪伊丹に対して関空があいたようなものか。しかし思ったほど新空港の利用者数は伸びず、旅客機の定期就航数はかなり減っていたのではないかと思う。開港のニュース性がなくなると、ほとんどその名前を聞かなくなってしまった。チャーター便や輸送便は飛んでいたようだが。
しかしF1をはじめ、今年はアジア側も盛り上がる年であろう。新法のもと作られた新しいエアラインが、トルコ航空のほぼ独占であった国内線を飛び回り始めて、さらに離発着枠確保がしんどくなってきたのもある。その名を聞かない間もサビーナギョクチェンはさらに整備増設を続けていたらしく、そろそろまた一般旅客にもその名前が聞かれ始めた。まずはトルコ航空のでかでかとしたプロモーションポスターから。
「サビーナギョクチェン国際空港からイズミール・トラブゾン・アンタルヤ・アダナへ89リラ!」
話のネタに使ってみますか?新空港。
www.sgairport.com
ヨーロッパ側からはタキシムのアタチュルク空港ゆきHAVAS発着所から大通りをはさんだ向かいに、サビーナギョクチェン出張所がある。
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