カッパドキア洞窟ホテル

公開日 : 2006年11月22日
最終更新 :
cave.jpg

世界遺産ともなっている奇岩地帯カッパドキアには、そのやわらかい岩肌をくりぬいて作った洞窟ホテルがある。この地方独特の宿泊施設だからぜひ泊まってみたいというのはわかるわかる。しかし、ちょっと待って。あなた、神経質ですか?

手で掘れるくらいやわらかい岩という材質が材質だから、そりゃいくら掃除してもほこりにアレルギーがあったりすると感じてしまうこともある。シャワーだけでバスタブがないというのも、だいたいトルコではこういう特殊なホテルでなくても普通のことだ。田舎である、素朴な料理が多いだろう、今日の朝食には卵がなかったなんてクレームする?ほとんどがこじんまりして、独自の発電装置や十分な貯水量や貯水施設がなかったりすることもありえる、そしてトルコは停電、断水は都会でも日常茶飯事だ。日本人観光客がほぼ同じような時間にいっせいにシャワーを浴びるなんていうのも、ホテル側にとっては尋常なことではない。給湯可能量を超えてしまうこともあるだろう。なんというか、これらのリスクはほとんどの国の旅客はわかった上で、それでも雰囲気を楽しみに来るのだけど。

洞窟ホテルなどの宿泊施設は、大型ホテルとは違う。均一化されたサービスが絶対譲れない人は、せめて100ベッド以上のホテルを選ぶべき。安易に選んで、日本と同じレベルのサービスを求めるのは無意味です。たとえば私は、昔はいつも洞窟に泊まったけど、今は子供がいるので雰囲気もくそもあったもんではない。暴れん坊の5歳児を風呂に入れることを思うと、バスタブなどがスタンダードになっている大き目のホテルを選んだりする。そういう風に、自分にとっての譲れない条件を考えてから、特殊なホテルは選んだほうがいいと思うなあ。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。