アクビルのお得さ加減

公開日 : 2006年12月16日
最終更新 :
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イスタンブールの公共交通機関に共通のアクビルというプリペイドシステムがあります。キーホルダーほどのプラスティックの小さな棒の先に、金属製のボタンがついていて、これを改札を通るときに指定の場所に押し付ける方式。たとえば1.3リラのバスもアクビルを使うと1.25に割引されたりして、レート的にもちょっと有利なのです。

とはいえ、0.05リラの割引のためにデポジットを払ってアクビルを手に入れるのは面倒な人も多いはず。でもね、私先日、家にアクビルを忘れてでかけちゃったんです。テペバシュの家から息子の学校のあるオルタキョイ、それからエジプシャンバザールとメジディエキョイに用がある。まずテペバシュからタキシムへは歩くことにしました。バス2駅分、10分ほどの散歩でたいしたことはない。そこからメジディエキョイに地下鉄で1.3リラ。再びタキシムに戻って1.3リラ、タキシムからフニクラ(地下ケーブル)に乗ってカバタシュに降ります。ここでも1.3リラ。カバタシュからトラムに乗ってエミノニュへ。1.3リラ。エジプシャンバザールで用を済ませて、再びカバタシュへ。1.3リラ。カバタシュからタキシムへ、1.3リラ。タキシムからオルタキョイまでバスで、1.3リラ。帰り、オルタキョイからタキシムまでバス、1.3リラ。そこから歩いて帰っても合計10.4リラかかってます。こまごまと小銭を出すのも、チケットやらジェトンやら乗り物によって違うので、乗車券を一括で買えないのも面倒くさい・・・。これがアクビルがあったら、どれくらい違うと思います?

まずいちいちチケットを買わないので時間も短縮。そして90分以内の乗り換えは1回はただなので、合計5リラですむところだったのす。半額以下になってる!

特にタキシムーカバタシュをつなぐフニクレルと呼ばれる地下ケーブルが完成してからは、新市街ー旧市街やボスポラス沿いのバス路線は、カバタシュを始発とするものが多くなり、直行便は大幅に少なくなりました。たとえば旅行者がよく利用した、スルタンアフメットータキシム路線も廃止になりました。トラムとバスを乗り継ぐならエミノニュータキシム路線を利用するかアクサライータキシム路線を利用することになります。一番交通渋滞もないのはスルタンアフメットからカバタシュへトラムでいき、そこからフニクレルでタキシムというコース。どっちにしてもアクビルがなければ、いままで1.3だったところが、2.6リラかかります。

イスタンブールみたいにタクシーも安いところでけちけちすんないという方は無視していいけど、けちけちに命を懸ける貧乏旅行者はぜひアクビル利用をお勧めです

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