犠牲祭
ご紹介します、これが今年のミグロスの雄羊さんです。
なんかこの前ラマザンが終わったばかりのようなのに、12月20からはもう犠牲祭です。この2大宗教祭はもう少し離れていればいいのにな!そのほうが一年の休日のバランスが取れると思うけど・・・まあとにかく。
スーパーミグロスは、トルコ国内に最もたくさんの店舗を持つスーパーのひとつだけど、イスタンブールやアンカラなどの都心部では、インターネット支店で買い物して自宅に配送してもらうこともできる。すいかや洗剤や牛乳のまとめ買いなど、重いものは私はすべてコレですませる。今年は乳幼児がいるので特に利用率が高いのだが、犠牲祭が近づいてきたのでインターネット支店にアクセスするとこの羊さんがどーんと現れるようになってきた。季節の風物詩ではある。10年前ならその辺でみんな犠牲の羊をカットする風景がみられたが、衛生上や風紀上の問題からカットできる場所が限られてしまったりして今はなかなか面倒である。それに対応してここ何年か、こういったスーパーが犠牲をささげるすべての実作業を代行し、切り分けた肉片にして届けてくれるサービスを始めたのだ。
「犠牲としてささげられる1歳を過ぎた雄羊は、あなたの代理人として当スーパーが、バイラム(犠牲祭)の一日目もしくは2日目に公証の元にイスラム法にのっとって、カットされます。犠牲(羊)は生きているときには体重45から48キロ、カットして皮、頭、内臓を除くと18から21キロになります。清潔に箱詰めしてバイラム2日目の12月21日14時から22時の間にご自宅にお届けします・・・・」
細かい注意書きのあと、購入するというアイコンがあって、それをクリックするだけ。親のいない子供たちや病気の人々に寄付したい場合のアイコンもある。たしかに衛生的で便利だけど、聖書の時代から延延続く神聖な儀式が、こんなに簡単に済んでしまっていいのか?という気もするなあ。異教徒ながら。
今年のお値段は一匹、335YTL(約3万3000円)だそうです。
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