イーネオヤ

公開日 : 2008年08月19日
最終更新 :
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義母が手芸の先生なので、日本に帰ると山のようにある手芸雑誌をふと手にとってみたりする。そうしたら、イーネオヤという言葉が出てきた。オヤというのはけっこういろいろなところで使われる言葉で、たとえば浮き彫りレリーフなんかもオヤといったりするが、今回のこれはレース編みのこと。イーネというのは針の意味で、つまり針を使ったレース編みがイーネオヤ。トルコのおばちゃんたちの得意中の得意のひとつなのだ。

一般的にはイーネオヤはふち飾りというのが私の認識。特に普段使いのガーゼのような綿のスカーフのふち飾りが、すぐ頭に浮かぶ。昔ながらのトルコ女性というのは、女ばっかりで集まって、お茶とお菓子、手には編み物。若い頃のスタイルがなし崩しになっていく最悪の生活パターンだが、こういう場を通して手仕事は娘に伝承されていく。本来、嫁入り道具をつくったりおしゃれをしたりという目的の技術なので、売り物ではないのだが、露天市場などではスカーフや小物の状態で売られている。

とにかく、スカーフのふち飾りのイメージが強すぎる私は、これが日本人受けするとは思っても見なかったが、確かにスカーフと分離させてレース編みとしてみるといくつもかわいいモチーフがある。マーガレットのような白い小花の連続模様なんか、娘のサンドレスにつけたい・・・・。

娘の誕生をきっかけに、フリフリぴらぴらに開眼した私。よし。いっちょ、近所のおばちゃんにイーネオヤ習ってみるか、と思う今日この頃です。

イーネオヤの写真は茜屋さんからwww.akaneya.net/lace/oya.html

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