塩湖がなくなる?

公開日 : 2008年09月24日
最終更新 :
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今日のイスタンブールは22度。夏の終わりは女たちは保存食作りで忙しい。ジャムやらトマトペーストやら漬物やら。田舎からたっぷり送られてきたという友人も多数・・・うらやましいぞ、トルコに実家のある人々が。

そういうわけで市場には漬物用の岩塩がたくさん出回っていて、私は漬物をつけるわけではないが、料理用に岩塩が欲しいのでどさっと購入。かなり料理好きな私は、最近塩に凝っていて、日本からも赤穂塩を買ってきたし、卓上塩もナトリウムの少ないやつに変えてみたりしているのだ。

まあその塩で、塩湖のはなし。アンカラからカッパドキアの間にある塩湖は、ツアー客で立ち寄ったという人も結構いると思う。私はいつもドライブインで塩を買うが。その塩湖、いよいよまずいらしいですよ。ここ数年の異常気象は世界的なものなのだろうが、アナトリアの水不足はものすごく、アンカラでもあまりに長期の断水問題が何度も起こっていたが、塩湖も着々と干上がっていたらしい。だいたいが雨が不足してるのに、ダムなどで計画的に使用しようとしても、ダムにたまる前にみんな井戸でくみ上げて使ってしまっているらしくて干上がる一方。自然協会の会長が新聞で嘆いていることには「塩湖のリスクはもはやない。なぜなら塩湖なんてものはもはやこの世に存在しないから」。

「道は二つ。今まで通りの無計画な使用で古代から続く塩湖を完全に失うか、計画治水で取り戻すのか。そのどちらかしかないんだ。」

彼の訴えは胸を打つが、トルコのほとんどの人って「後8日分しか水がない」と新聞にでかでかと載っても「あと8日間分も水がある」と悠々としてたからなあ。しかも私は、毎日お風呂に入るという時点で節水の観点からは論外な日本人だからあんまり大きいこと言えないし。でも小さなところではできるだけ気をつけています。イスタンブールも慢性的な水不足には変わりないからね。

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