バイラム料理

公開日 : 2008年10月12日
最終更新 :
tikyuu%20010.jpg

シェケルバイラムもとっくに終わりましたが、皆さん何をしてお過ごしだったでしょうか。月曜日午後から始まったバイラムは、その月曜午前と金曜日を休めば9連休という大型連休だったので、みーんなどこかへ行ってしまいました。しかし、行き先が命運を分けた!?

アンタルヤなど南組は終わらぬ夏を追いかけて、海に入れたらしいが、北のほうは雨でストーブに火を絶やさないようにする始末。私たちは残念ながら北派だったのです。自然を求めてヤロワ近くの村へ行ってきましたが、最初の2日は雨!まあ、それでも庭のイチジク食べ放題を楽しんだりして(靴はちょっとやそっと出落ちないほどどろどろ)・・・ああ、それに久しぶりに食べるトルコのおっかさん料理の数々ときたら!トルコ人が総マザコンなのもうなずけます。

特にバイラムなので、おかあさんはいったいいつ寝てるの???と思うほどに次から次へと山のような料理を繰り出します。ここのうちでは3人の息子たちの嫁はすっかりくつろぎモード。嫁が働きづめという家もあるのでしょうが、とにかく母の料理を恋しがる息子に食べさせたいお母さんは台所で働きまくりです。これがうまい!写真は3男の嫁と次男のリクエストした米料理ビュリアン。これはトルコ料理では非常に珍しく、この辺の村のバイラム料理だそうですが、ほとんどスパイスを抜いたインドパキスタン料理のブリアニです。この村には肉屋もパン屋もないので、そのときお父さんのめがねを直しにむらの外に出ていた3男に肉の発注。「かあさんにビュリアン、作ってもらうからさ、お前肉買ってきて!えっ、だからビュリアン用の肉だよ。ビュリアン用って肉やで言えばわかるって。あ、そうそう、父さんが知ってるよ(羊とか牛とか角切りとか、電話してる本人も分かっていないのが良く分かる会話・・・・)」

村にはもちろん甘味やもないので、バイラムに欠かせないバクラバも全て手作り。親戚や近所の訪問についていっては私たちも食べまくり、だったんですが、やっぱり家によってかなり違うんだね、バクラバって!イスタンブールのお店で食べる洗練された味とはまったく対極にあるけど、ストーブで沸かしたお茶と延延続くほっこり感は癒されますねー。

晴れ着の子供たちとすっかり打ち解けたうちの子供たちは、とても別れが名残惜しそうでした。イスタンブール近郊にもまだまだこんなところも残っているんです、というお話。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。