デリンジェ

公開日 : 2008年10月25日
最終更新 :
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マルマラ大地震の折に、神戸NGOが熱心に活動していた基点のひとつにデリンジェがあります。イスタンブールから県境を出てイズミットの少し手前というところだ。地震のときはトルコへの旅行客はぱたりととだえ、トルコ語ができる者やガイドたちは無料ボランティアの通訳に出たものだが、うちの夫が随行したのがデリンジェでした。

久しぶりに行って用を済まそうと、被災地を確認しようとして夫が挙動不審になる。復興が進んで、具体的に探している被災地がどこだったかわからないのだ。私と息子と娘は、休日なのでドライブがてら夫についていっただけなのだが、うろうろする夫について、海岸まで降りてビックリ。「あれっ、ここ、来たかったとこじゃん!」

そうそう。ハイダルパシャ駅から電車でお出かけすると、車窓から見える巨大な公園があるのです。メルヘンチックな風車や恐竜の滑り台や海賊船や動物の形の、巨大な遊具がずらずら並んだ何やらとても楽しげな公園。いつか行ってみようねといいながら、それがどこなのか分からなかったところ。デリンジェだったんですね。

ここはHARIKALAR SAHILIといって、2005年に震災地のあとに建設されたものだそうです。あまりの変わり様に夫も絶句。ヤロワもそうですが、マルマラ地震の震災地は、それぞれ壊滅した建物をすっかり平地にして、復興計画に沿った美しい公園ができたりしているので、興味深いです。

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