ラマザンの数字

公開日 : 2009年09月15日
最終更新 :
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まもなく断食月(ラマザン)もあけて、砂糖祭になろうとしていう時期。トルコでは年賀状のようにカードを送ったりしますね。

さて、新聞にSYNOVAという調査会社のラマザン調査の結果が載っていました。それによると、トルコ人は通常88パーセントの人がラマザンの時期に断食をする習慣を持ってるんだって。これは各社ばらつきがあるのだけれど、それは全日守る人だけを守るに計上する会社があると思えば、ほとんど守るという人も、7割がた守るという人も守るに入れる会社があるから。その線引きはこの調査結果には書かれていないのだけれど、まあ9割近い人が何日くらいかはわからないにしろ、断食をするという結果なのだ。しかし、今年は夏に断食月がやってきたせいで、この数字は77パーセントに落ちたそうだ。イスラムの断食というのは、食事の制限だけではなく禁欲でもあって、薄着になるのもちょっと推奨はされない。つまり夏なのに、海にバカンスに行くのはご法度と考える人も、36パーセントいたらしい。そういえば、友人も、ラマザン中は別荘のプールで水着になるのをやめていたっけ・・・。ビールのおいしい季節でもあるけれど、夜の飲食可能な時間でも、ラマザン月の飲酒は好ましくないと考える人が66%。おお、やっぱりトルコのイスラム原理主義化は進んでいるのか?

仕事に差し支えるなら断食はやらなくてもいいと考える人は約50%。断食をしていない人はアルコールを飲んでもいいではないかと考える人は、20%。

友人や親戚とのイフタル(一日の断食をブレイクする日没後の食事)はとても大切と考えられていて、80%の人が招待したりされたりする。低所得層ではもっと高くて、90%以上になるとか。

独身者の断食実行者は70%なのに対し、既婚者は80%。家族の絆の強さも感じるなあ。

サンプル数は18歳から54歳の500人。いろいろ考えさせられる数字ですね。

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