精子バンクが法律で禁止

公開日 : 2010年03月19日
最終更新 :
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写真はトルコ初の精子バンクベイビー、カイラ君。

トルコ保健省は、近頃トルコセレブの間でも「結婚したり性的な関係を結ぶことなしに母になれる」として、一つの人生の選択肢となりつつあった、精子バンクを正式に禁止した。トルコの血統を守るとして3月6日から正式に発効したこの新しい法によると、精子バンクに申し込みをすると、刑務所入りが待っていることになっている。それも3年。罰金などではない厳しい処罰だ。

トルコセレブたちの間ではこれに対して反発する声が多い。

最初に精子バンクを利用して子供を産んだトルコ人たちの一人とされるレイラ・ビルギネルは「こんなばかばかしいこと聞いたことないわ。トルコ人の血統を守ることが目的というなら、まず外国人との結婚を禁止すれば?」女優バシャック・サヤンも「権利の侵害。こんな状況なら、意地で精子バンク提供の子供を作るわ」

少なくとも、今すぐ国が法を持って介入する問題なのかどうかは疑問だな。だいたいトルコで禁止したとて、お金で国籍を買える(別に闇ルートで売っているということではなくて、トルコ人は二重国籍が認められているので、外国人との結婚や、外国への投資による国籍や市民権の取得、他国での出産、移民などいろいろなもう一つの国籍取得の方法がある。)状況では意味があるのか?トルコ国籍のほかにも二つ目の国籍を持つ人はちっとも珍しくない。息子の学校には四重国籍の子供までいて、それぞれの国で兵役がある場合、どこで兵役を済ますのか、一つの国で兵役を済ませればそれで他の国では免除されるのか、謎だわ。

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