パムッカレでカキ氷
パムッカレに行ってきました。この季節に行ったのはちょっと久しぶりだわ。覚悟はしてたけど、上から照りつける太陽と激しい照り返しで、最高指数の日焼け止めも全く役に立たず。真っ黒に日焼けして、みんなに「どこにバカンス行ってきたの」といわれる始末。いやいやここは、黒いほうが一杯遊んでいるということで、うらやましがられる社会だからいいんですけどね、悲しいかな仕事だったんだよね。
そこで、暑さにふらふらになっていたところカラハユットの商店街で珍しいもの発見。大きな麻袋風の袋から透明のカップにつめなおしているのはシェイブアイス・・・カキ氷じゃん!!
この珍しさはちょっと説明できない。トルコに来るとマクドナルドのコーラには氷が入っていないことも多い。ビールも生ぬるい。トルコ人は伝統的に、冷たいものをあまり好まないのだ。というか、のどから風邪を引くといって、病気になると思っている。だから子供などに冷たい水や氷入りのジュースを与えたりするとびっくりされる。スターバックスが入ってくるまで、アイスコーヒーなんてものも飲まず暑い季節にも温かいチャイが基本だった民族なのだ。その彼らがこめかみにつんとくるようなカキ氷?今年はそれほどに暑いのか。
大喜びで、オレンジやらレモンやらこのへんがトルコっぽいがざくろなどのシロップをかけてもらって堪能していると、売り子が妙なことを言うではないか。
「いいだろ。冬の寒い時期にふくろ詰めにして高原においておくんだぜ。そしてこうして暑い時期に食べるんだ」
トルコ版かき氷やの看板にはKAR HELVA またはKARCIとある。直訳すると雪スイート、雪屋。ええー、これ雪なの??
「そうだよ、ナンだと思ったんだい」
氷を削ったんじゃないという売り子にほんとかよ、といまだ半信半疑の私ですが、とにかくその冷たさにほっとしたのは確かである。カラハユットはパムッカレのとなりにある、パムッカレ観光の基地となる温泉ホテル街。団体さんなら絶対泊まっている地域だから、ちょっと地元商店街のぞいた際には試してみて。カラハユットの赤い温泉のモニュメントから伸びる商店街のメインストリートに2、3軒あったよ。1TL。
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