日本のために一万本の花

公開日 : 2011年03月26日
最終更新 :
cicek kampanya.jpg

日本の未曾有の災害を受けて、トルコではあちこちで義援金集めの活動が繰り広げられています。地理的に近いリビアも大変なことになっているので、そんなに新しい展開がない日本のその後の様子はトルコのメディアでの露出度はぐっと減ったのですが、昨日今日とタキシム広場で行われている、1万本の花キャンペーンは記事になっていました。これはトルコに留学中の日本人学生と日本に留学経験のあるトルコ人が赤新月(赤十字のイスラム圏支社)のバックアップを得て実現したもの。トルコ語が話せる人が欲しいということだったので、私も先日お手伝いに行ってきました。

関連記事抜粋訳と主催者からのメッセージを転載しますね。

日本のために一万本の花

3月23日から3月27日までタキシムのメトロ出口で、学生たちが日本で被災し亡くなった人たちを慰霊する意味をこめて「日本のために1万本の花」と名づけたキャンペーンを企画、開催した。寄付をした人たちに、折り紙で作った花をプレゼントする。地震と津波についての小さな展示も行われる。キャンペーンは人々から大きな関心を集めている。

Hello Everybody,

We, as the Japanese learning Turkish students and Japanese exchange students came together and created a commission to hold a donation campaign for Japan. Our campaign will start on the 22nd of March and finish by March 27, evening time. The name of our campaign is ''10.000'' flowers for Japan. We will deliver origami flowers to the donors. Other than this we will be delivering small cards including practical information about earthquake, showing DVD's etc. We're looking forward to your participation!

「こんにちは皆さん

われわれは日本語を勉強しているトルコ人の留学生と日本人の留学生です。3月22日から27日まで日本のために募金活動をします!日本のために一万の花という活動で募金をしてくれる方々に折り紙の花を差しあげます!これ以外にも地震について役に立つ情報が書いてあるカードをお配りし、DVDなどを上映する予定です!ご参加を楽しみにしています!」

私のまわりでも、今回のことについてたくさんの人がお見舞いの言葉をかけてくれました。それは友人知人にとどまらず、通りすがりの人までを含み、「都会化して、人情味がなくなってきたよねー」と嘆いていたイスタンブールで、久々にトルコ人のやさしさに触れる出来事でした。この募金活動をお手伝いしている間も、絶えずトルコ人たちはお見舞いの言葉をかけてくれたし、ひとりひとりの募金の金額も全体にかなり大きかったです。20TL,50TLといった額の札もどんどん入ってました。

キャンペーンはこれだけではなく、たとえば東の果てのVANという町の小学校、コンヤの小学校、イスタンブールの私立校(ここも50,000TL集めたようです)などが独自の、日本への義援金集めをおこなったことがニュースになっています。

原発の様子もまだ不安定だし、日本はまだまだ受難の日々が続くのでしょうが、こういった記事が出ると少し慰められた気持ちになります。一万本の花キャンペーンはまだまだ日曜日までやっています。タキシム広場、マルマラホテルの前のロータリーの中にあるメトロの出口です。トルコ在住の方、または現在トルコにいらっしゃる方はぜひお訪ねください。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。