ラマザンのお悩み

公開日 : 2011年08月13日
最終更新 :
_IGP4257.jpg

8月1日からラマザン(断食月)に入りました。この約4週間の間トルコ人の多くは、日の出から日の入りまで一切の飲食を断ちます。さらに言えば飲食だけではなく、たばこもだめだし、厳密に言えばつばを飲み込むことさえだめだという人もいます。飲食できる夜の間もこの期間は酒を飲まない、Hもしないという禁欲生活を送る人も多く、夏だというのに肌を出す行為はしないと言ってプールや海に行くのを控えたりするので、ラマザン中はビーチや海辺のバーも空いていたりする。旅行者にとってはラッキーなのかも・・・。

ただ現代のラマザンはいろいろ解釈も難しいようで、たとえば国際線飛行機で移動中の場合、一日の断食明けの日の入り時間はいつになるのかとか、それこそ白夜の国に出張中の間の断食明けの時間はどうなるのかとか、日の入りと同時に食事を始めたり水を飲むのではなく恋人とキスして断食明けとするのはアリかとか、ラマザン中の新聞にはこういった生活お悩み相談がたくさん寄せられていて、それにえらいイスラムのお坊さんが真剣に答えているコーナーがあって面白い。目からうろこが落ちる答えや、思いもつかなかったお悩みがあって、いや、彼らが真剣なのは本当に分かっているのだけれど、異教徒の私は不謹慎ながらふっと笑ってしまうこともあります・・・・。先日も、「針はOK」という見出しがあって、なんのこっちゃと思ったら、断食の空腹感に耐えるために耳の空腹感を押さえるつぼに針治療をした人は、断食をしたと認められるかどうかという論争であった。友人によると、やはり他紙では満腹感を持続させる食品や薬の使用はOKかどうかという論争があったらしい。結果は両方ともOK。

というか、その前に、多くの働いていない人々が実行している、夜起きて、昼寝て暮らす断食スタイルってどうなの!?と私はその見解を知りたい。そのおかげでラマザン中は夜中12時まで営業しているショッピングセンターや店がたくさん出てきています・・・。ますます眠らない街イスタンブールだよ。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。