ケレバンサライガラディナー

公開日 : 2012年01月11日
最終更新 :
IMGP3792.jpg

年末年始、子供たちとだんなは日本に行ってしまったが、私は仕事が合って居残りであった。「居残りなの、こんなの10年ぶりなの、どうしようー」と、みんなに言って回ったところ、2,3お誘いがあったのだが、昼間はロケがあったりもしたので、なかなかバッチリ行けます!というのがなかった・・・そしてあれよあれよという間に、年末年始の年越しガラディナーにお客さんを連れて行く仕事を「どうせ家族いないでしょー」と押し付けられ、なんとなく引き受けてしまったのであった。

いや、仕事柄なんでも経験しておいたほうがいいですからね。ホテルの年越しパーティは相当行ってるが、実はベリーダンスショーハウスの年越しガラははじめてである。普段から高級ナイトクラブを名乗るこういったところでは一人のディナー代は90ユーロぐらいが普通なのだが、12月31日だけは跳ね上がる。そういうわけでこの日は、欧米人に比べればこういったパーティ系にはお金を使わない日本人客のアポイントなどそうそうなかったので、私も注意してこなかったんだけれども。

キャラバンサライからは「8時からは食事できるからね。9時には絶対着席できるように来てよ、そこで締め切るからね」とわざわざ電話までかかってきた。普段ではありえない準備の良さだ。例年通りソルドアウトなのは知っていたが、こういうときはすべてのホールで時間差でショーを行う。誰がどの順番で出てくるかは、オリエントハウスは教えてくれるんだけれど、ケレバンサライはわからない。前もって電話でも確認したが、電話に出た予約課もプログラムを知らないとはちょっとトホホである。トルコらしいといえばトルコらしいんだけど。ただ食事メニューだけは新年バージョンです。メインは栗のピラフ添え七面鳥、デザートはノエルドブッシュ。まああんまりおいしくはないんだけど、これだけ大勢の人が一気に食べるのだから給食並みでもしょうがないか。ローカルドリンクは飲み放題、新年明ける瞬間はカウントダウンはなかったが、なんとなくこの辺が新年だぞーというタイミングでそれぞれがそれぞれのテーブルに配られたシャンパンのコルクを飛ばした。

私たちのいた小ホールは陽気なイタリア人グループが大きなボリュームを占めていたのでダンスタイムになってもみんな楽しそうに踊っていた。最初は恥ずかしそうに、配られたパーティ用のペーパーハットや仮面をつけていなかった日本人たちも、お酒が入るにつれ陽気になり、大学生くらいか若い男の子たちがこぶしを回してさくらさくらを熱唱していた。

歌とダンスがあれば何でも楽しいのは、トルコ人のパーティもこういった観光客が多いところのパーティも同じなのね。外は降りだした雨のせいで交通渋滞がひどく、お客様を送ったあとタクシーを捕まえられなくてずいぶん歩いた私は、1月2日から寝込む羽目になりました・・・

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。