マンガ

公開日 : 2013年06月30日
最終更新 :

MANGAというミュージックグループがいるのだけど、それってつまり、マンガという言葉がトルコ人的にはカッコイイということなのだろうか?結構な人気グループですよ。気になる人はYOUTUBEなどで検索してみて。

トルコではマンガやアニメのファンというのは、結構高学歴の大人である。風刺漫画以外は外国のものが圧倒的に多く、そうそうトルコ語訳版が出ていないからだ。英語版やフランス語版を読みこなし、理解するとなると、語学力もかなり必要。日本人が日本語のマンガを読むのは簡単でも、教科書で習うような言葉よりは、辞書にも載ってないような俗語や会話文が中心であるマンガを外国人が読むのはかなりハードルが高いものなのである。「日本人?ぼく、ナルトの大ファンなんだけど」とか言ってくるのはたいてい大学生あたり。バスケのコーチはうちの息子のことを「ハナミチ!」と呼んで、秘蔵のアニメスラムダンクのDVDセットを夏休みに貸してくれた。日本語に英語字幕がついたもので、他のトルコ人の子供たちには貸しても理解できないが、うちの息子は日本語も英語もわかるので「おまえのためにあるようなもの」と嬉々として貸してくれた・・・大ファンで、ぜひとも語りたかったらしい。

ガラタサライからジェザーイルソカウ(フランスズソカウ)に降りていく坂道に、マンガ専門店がある。そこで、トルコ語訳のマンガを買ってみた。一冊9.5TL。500円くらいか。紙や印刷の質から言えばかなり高いだろう。まあ発行部数は少ないだろうからしょうがないか。英語が読める人たちは、インターネットの英語訳版をただ読みしているから、購入までするのはよほどのファンであろうし。いや、でもこれ、結構トルコ語の勉強になる。子供たちだけではなく、私も読んでいると、トルコ人の友人たちが興味深げに手に取った。本を開く。YANLIS!ヤンルシュ、とは間違い!の意味である。私が持っていたのはデスノートという日本のマンガのトルコ語訳。つまり、日本語のように右から左に読んでいくのだが、これがトルコ人の場合には普段と逆だから、一番後ろのページから開いてしまうわけだ。そこで、トルコ版マンガの最終ページには、どうやらいつもこれがついているらしい。「間違った方向から読み始めようとしているよ!この本はこういう順番で読み進んでね!」そーか、マンガ読むにもテクニックがいるんだな・・・マンガの低年齢への普及はまだまだ難しいか?

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