南半球でのバンクーバー冬季オリンピック

公開日 : 2010年02月22日
最終更新 :

今現在世界で一番盛り上がっているイベントと言えばバンクーバー冬季オリンピックですが、こちら南アフリカでは全くニュースにもなりません。我が家ではケーブルテレビがあるのですが、そのスポーツチャンネルでも実況中継は全く無く、見れるのはニュースの一部分、または毎日1時間あるハイライトのみです。その間南アフリカで人気のスポーツであるクリケットやラグビーの中継は山ほどあるのですが...。フィギュア・スケート高橋選手の銅メダル演技も30秒ほどしか見れず本当に残念でした。

そこで先日バンクーバー冬季オリンピック公式ホームページでチェックしてみたところ、なんと南アフリカ出身選手は...ゼロ!少ないとは思っていましたが、一人もいないとは驚きました。南アフリカではレソト近くでは少々雪が降りますが、それほど寒くならないのでやはり冬のスポーツは難しいです。海外で練習すると言ってもお金が懸かってしまいます。考えてみると南半球では冬のスポーツはエリートスポーツです。

同じアフリカ大陸で唯一注目されているのがガーナ出身の「雪ヒョウ」Kwame Nkrumah Acheampong(クワメ・エンクルマ・アチャンポン)アルペンスキー選手でしょう。ガーナ初の冬季オリンピック参加選手です。「ガーナ・スキー・チーム」のニックネームでも呼ばれていますが、チームメンバーは彼一人です。もちろん公式ホームページもあります。学校の先生からスキー選手に転職した勇気ある選手です。頑張ってもらいたいですね!

今まで北半球に住んでいたので考えなかったですが、やはり参加選手数や国の数でも冬季と夏季オリンピックでは多きな違いがあります。2006年に行われた北京夏季オリンピックでは10,500の選手が204カ国から参加したそうですが、2004年のトリノ冬季オリンピックでは2,508人の選手が80カ国から参加したとのことです。つまり冬季オリンピックは夏季オリンピックに比べて参加選手数は4分の1、参加国が2分の1です。

ということで、南アフリカで実況中継が無くても仕方ないのかもしれませんね。私は女子のフィギュア・スケートを楽しみにしていたのですが、今回はお預けかもしれません。

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