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南アフリカ/ヨハネスブルグ特派員ブログ 旧特派員 笠原 由晶

南アフリカ・ヨハネスブルグ特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2013年7月 5日

ビール好き必見! 南アフリカのビールがまるごとわかる「ビール博物館」にいってみた


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ビール好き必見! 南アフリカのビールがまるごとわかる「ビール博物館」にいってみた

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昔の姿を再現したパブでのテイスティング


梅雨が終わればいよいよ本格的な夏。ビールが最高に美味しい季節ですね。


南アの季節は日本と反対なので今は冬なのですが、大好きなビールのことをもっと知ろう!ということで、ヨハネスブルグ(Johannesburg)のニュータウン(Newtown)にあるビール博物館に行ってみました。


日本語の口コミはあまり見かけなかったのでどんなものかな......と思いきや、タウンシップのシェビーン(闇酒場)体験ができたり、アフリカの村で飲まれている伝統的なビールを味見できたりと、期待以上に盛りだくさんの内容にもう大満足でした!


これはぜひオススメしたいということで、今回は博物館「SAB ビールの世界(SAB World of Beer) 」を紹介します。


ワインだけじゃない、実は南アはビール天国

ところで、南アでもっとも飲まれているお酒は何だと思いますか? うーん、ワインかな......と思いきや実はビール。2010年のデータでは、お酒のマーケットシェアのうち約46%をビールが占め、ワインの占める割合はわずか約12%ほどなんだそうです(ブランデー約6%、ウイスキー約4%と続く)。意外や意外、実はビール大国だったんですね。


実際に南アではハイネケン、ギネスなどの欧州勢やナミビアのウイントフックなど、色々な国のビールが手に入りますし、Jozi Craft Beer FESTの人気っぷりを見ていると、地ビールブームがやってきそうな気がします。とはいえ、南アのビール界はSABミラー社を抜きに語ることはできません。


南アフリカのビールの歴史はヨハネスブルグにあり

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看板ビール「キャッスル」の宣伝にかつて使われていた車


SABミラー社は、ウィットウォーターズランド(Witwatersrand)に発見された金鉱で鉱山労働者が働き始めた1895年からビールの醸造をはじめた南アフリカ醸造社(South African Breweries)にそのルーツを持ち、現在でもキャッスル(Castel)やハンサ(Hansa)、ブラックレーベル(Black Rabel)などの人気ビールを生産している、老舗中の老舗です。


それだけではなく、2002年にアメリカ第2のビール会社ミラー(Miller)を買収したことで世界最大級の醸造会社の1つとなり、現在ではチェコのピルスナー・ウルケル(Plzeňský Prazdroj)やイタリアのペローニ(Peroni)やナストロ・アズーロ(Nastro Azzurro)、そしてもちろん米国のミラー(Miller)など、世界各地の有名ブランドを保有しています。


いざ、博物館「SAB ビールの世界」へ!

そんなSABミラー社が運営する博物館「SAB ビールの世界」は、ヨハネスブルグの中心部ニュータウンにあります。ちょっとわかりにくいのですが、屋外の階段を使って2階に上がると入り口が見えてきます。


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左手の階段を登ると入り口が見えてくる


さて、博物館に到着。建物の中に入ったら、まずは受付でツアーの参加費を支払いましょう。大人の参加費は1人65.00ランド。この金額にはツアーの代金と博物館のロゴが入った特製グラス、ツアー終了後にタップルームで2杯のビール(ソフトドリンクも可)と引き換えられるクーポン券が含まれています。結構なお得感がありますね。


ちなみに週末は混み合うみたいなので、事前に電話をして空き状況の確認や予約をしておくといいと思います。


●ツアー参加費(2013年4月現在)

・大人 65.00ランド

・年金受給者 55.00ランド

・学生 55.00ランド

・子ども 15.00ランド ※17歳まで


▼最新の参加費はこちらで確認してください

http://www.worldofbeer.co.za/tour


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エントランス


頭で考え、舌で味わう! 充実の90分間

ツアーは約90分間で、ガイドさんとともに参加者全員で一緒に動くスタイルです。僕たちが訪問した日は、黒人、白人、インド系、アジア系が入り混じった、なんとも南アらしい20人くらいのグループでした。


いよいよ始まったビールツアー。これが、期待以上に盛りだくさんの内容だったんです。


「学んだ」ことは、エジプトやメソポタミア文明の時代につくられていた古代ビールや、ゴールドラッシュに沸くヨハネスブルグでビールが広がる様子、現在のビール醸造工程などについて。特に、昔のヨハネスブルグは見渡す限り酒場だらけ!という感じで、鉱山労働者たちがいかにビールを愛していたかが伝わってきました。


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かつてビール醸造に使われていた道具たち


「体験した」ことは、アフリカの村で飲まれている伝統的なビール(ソルガムという穀物を発酵させてつくるビール)や、タウンシップにあるシェビーン(闇酒場)の雰囲気など。おっと忘れちゃいけない、テイスティングの時間に立ち寄った昔の雰囲気を再現したパブも味があってとても気に入りました。


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伝統的なビールに使われる焼き物 ツアーでも瓶を使って回し飲みをする


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再現されたシェビーン。摘発を逃れるため外観は普通の民家と変わらない


ツアー終了後はタップルームへ 歴史を感じながら味わうビールは最高!

上にも書いたように、ツアー参加者には受付時に、タップルームで2杯のビールと引き換えられるクーポン券が配られます。なので、終了後はぜひそのままタップルームへ! 壮大な歴史を感じながら味わえば、ビール好きな人には普段よりもより一層美味しく、そうでない人にもこの日だけはビールが美味しく感じられる?かもしれません。


最後になりますが、治安についてです。博物館の周りでは身に危険を感じませんでしたが、ニュータウンはあまり治安がよろしい場所ではありません。車で行く場合には、カギがかかったことを二重に確認して、車内の見える場所には貴重品を置かないなど、身の回りにはくれぐれも要注意でお願いします。


ということで、ビールへの熱い想いから少し長くなりましたが「SAB ビールの世界」のレポートでした!


施設の情報

●名称
SAB World of Beer


●住所
Gerard Sekoto St, Johannesburg, South Africa


●電話番号
011-836-4900


●ホームページ
http://www.worldofbeer.co.za/


photos by: 一緒のグループだったJorge BRAZIL さんの写真をお借りしました。


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      ヨハネスブルグ特派員
      笠原 由晶
      大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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