南アフリカの東大で人類の歴史を学ぶ!

公開日 : 2013年10月27日
最終更新 :

ウィットウォーターズランド大学(Witwatersrand University)に行ってきました。ウィッツ(Wits)の愛称で親しまれるこの大学は、世界大学ランキングにも毎年ランクイン(※)する南アフリカの名門大学の1つです。

※2013年のQS世界大学ランキングでは313位。 同ランキングの400位までにランクインしたアフリカの大学は4校のみ。

僕が今回ウィッツに足を運んだのは、敷地内にある博物館「オリジン・センター(Origin Center)」を見学したかったから。2006年にターボ・ムベキ大統領(当時)によって設立されたこの博物館のウリは、人類の起源や歴史、また、ウィッツの研究チームによるロックアート(壁画)のコレクションなどをたっぷり見られることです。

こじんまりとしていますが、確かに興味深い展示がたくさんありました。1時間半くらいの滞在の中で僕が「面白いな」と思ったものをいくつか紹介したいと思います。

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地層からの出土品を各地域別にまとめたもの。写真一番奥がアフリカ、手前が北米

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エチオピアで発見されたルーシーの復元模型

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サン族が重用する動物イランド。実物大

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サン族の歴史を表現した11枚のタペストリー

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さすが大学内の博物館。ミュージアムショップにはアフリカ関係の書籍が充実

僕がこの中で特に気に入ったのは、サン族の歴史を表現した11枚のタペストリーです。このタペストリーはただの手工芸品というだけではなく、うち3枚は過去のサン族の生活を、5枚はサン族に影響を与えた過去2000年間の事件を、残りの3枚はサン族の現代における懸念をそれぞれ表現したもの。図柄の意味を考えながらじーっと眺めていたら、ついつい長居しちゃいました。

入場料はオーディオガイドの貸出料込で大人60.00ランド。オーディオガイドは英語、ズールー語、ソト語、アフリカーンス語、フランス語、ドイツ語の6ヵ国語対応です。残念ながら日本語はありませんが、展示物を眺めているだけでも十分楽しめるんじゃないかと思います。

ウィッツのキャンパス内を歩いているとアジア人ということではちょっと目立ちますが、部外者の侵入を厳しく監視しているような雰囲気は感じませんでした。見学後に時間があればキャンパス内をぶらりと歩いて、南アフリカの大学の空気を感じるのもいいかもしれません。

参考情報

●名称

Origin Centre

●住所

Origins Centre

Cnr Yale & Enoch Sontonga

Wits University

Braamfontein

●電話

011-717-4700

●ホームページ

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