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南アフリカ/ヨハネスブルグ特派員ブログ 旧特派員 笠原 由晶

南アフリカ・ヨハネスブルグ特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2014年6月 3日

南アフリカのアジア人


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南アフリカのアジア人

大変ご無沙汰しております。


4月中旬から1ヵ月ほど一時帰国していました。もちろん日本滞在中も更新するつもりだったのですが、去年10月に南アフリカで生まれた長男の日本初上陸とあって毎日が慌ただしくて、慌ただしくて......!


南アフリカに戻ってきてからもヨハネスブルグ(Johannesburg)からリンポポ(Limpopo)州への移動、そしてリンポポ州内での引っ越しなどドタバタが続いていて、ようやく落ち着いてブログを書けるようになりました。書きたいネタは溜まっていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。


ところで日本を離れて南アフリカに戻ってくると、「あぁ、自分はこの国で少数派なんだなぁ」と感じます。でも、こう感じるのはもしかしたら、僕が南アフリカの中でも田舎に属するリンポポ州に住んでいるからなのかも......。そう思って「南アフリカのアジア人」(※)について調べてみたので、これについてちょっと書いてみたいと思います。


※この記事では主に東アジア、東南アジアを取り上げます


日本人1500人、中国人36万人 圧倒的な中国人の存在感

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まず、南アフリカにおけるアジア系の人口はどれくらいなのでしょうか。2011年のデータによると、南アフリカの人口約5177万人中、アジア系の人口は128万人(全人口の約2.49%)だそうです。実感よりも多く感じるのは、アジア系の中にインド系を含むためでしょう。


内訳をもう少し掘り下げてみます。まず日本人については、1514人というデータを外務省が公表しています(2012年10月時点)。日本以外のアジア諸国の数字をざっと調べてみると、中国系南アフリカ人を含む中国人が約31〜36万人、台湾人が約6000人、韓国人が約4200人というデータが出てきました。また、タイ人の友人によると南アフリカには約3万人〜3万5000人のタイ人が滞在しているそうです(他国の情報を知っている人がいれば、ぜひ教えてください!)。


(参考)南アフリカ共和国(Republic of South Africa)基礎データ/外務省

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/s_africa/data.html


(参考)『ポスト移行期南アフリカの社会変容』調査研究報告書(牧野久美子・佐藤千鶴子 編)第6章「南アフリカの大都市における中国系移民に関する予備的考察」(吉田栄一)

http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Report/2010/pdf/2010_416_06.pdf


(参考)South Africa/Ministry of Foreign Affairs Republic of Korea

http://www.mofa.go.kr/ENG/countries/middleeast/countries/20070824/1_24466.jsp?menu=m_30_50


田舎で発見 こんなところにも中国人!

数字を見るだけでも明らかに大きい、南アフリカにおける中国人の存在感。日本人と出会う場所はある程度限られているのに対して、中国人との出会いは文字通り「どこででも」。何かのテレビ番組ではないですが、「こんなところにも中国人!」と思わず叫びたくなってしまうほどです。


僕が実際に見聞きしたことをいくつか紹介します。


●ナミビア国境に近い街の中心でチャイナショップを発見

北ケープ(Northern Cape)州にスプリングボック(Springbok)という街があります。ここは資源メジャーのデビアス(De Beers)グループによるダイヤモンド鉱山があるものの、人口は約1万3000人(2011年)とそれほど大きな街ではありません。ところが、中国人経営のチャイナショップはしっかりと街の中心にお店を構えていました。


●リンポポ州でも 元締め役がレストラン出店を指示

中国人による商売はリンポポ州でもしっかりと根付いています。例えば、ジンバブエ国境に近いムッシーナ(Mussina)という街には中国人経営の商店が多数入っている巨大なチャイナ・モールがあって、南アフリカとジンバブエ(あるいはジンバブエ以北の国々)を行き来する人たちで賑わっています。


また、僕が住んでいるマカド(Makhado)に新しくできた中華料理屋さんに「どうしてこの街にお店を出したの?」と聞いてみたところ、レストラン出店を仕切る元締めの指示によってポロクワネ(Polokwane)から移ってきたんだそうです。


●ヨハネスブルグには立派なチャイナタウンが

もちろん、ヨハネスブルグにも。例えばシリルディーン(Cyrildene)には、立派な門に両端を挟まれた500メートルほどの通りにチャイナタウンがあります。通りの両側には、中華料理店やスーパーマーケット、床屋、旅行代理店、漢方薬店などが並んでいて、週末になると人気のレストランは中国人や南アフリカ人でとても賑わっています。


また、北から南まで市内に大小あるチャイナモールでは日用品や携帯電話(これは主にインドやパキスタン系が店主を務めるお店)を格安で販売しています。


記事を書いてみての感想など

歴史的に結びつきの強いインド人/インド系南アフリカ人ほどではないものの、南アフリカにおけるアジア人の中で、中国人の存在感はかなりのものです。日本人を一回りも二回りも上回っているなという感想をあらためて持ちました。


ところで、「南アフリカのアジア人」という枠組みで考えた時に、もう1つ無視できない存在があります。それは、パキスタン人です。僕自身の経験としては、以前にマカドから1時間半ほど離れた村でパキスタン人のスパザショップ(小規模商店)経営者に会ったことがあります。意外な感じがしたのですが、スパザショップ経営にはソマリア人とパキスタン人がどんどん進出してきているんだそうです。


この辺りは記事が好評で僕の気が向いたら、書いてみようかなと思っています。ですが、もし他に何か書いて欲しいテーマがあれば(あ、もちろん今回の記事への感想も!)、コメント欄やメールなどで教えていただけると嬉しいです。


それでは!


photo credit: Pink Sherbet Photography via photopin cc


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      大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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