行ってきました、喜望峰!(その1)
行ってきました、喜望峰。
南アフリカに住んでいるんだからいつでも行けそうな感じがしますが、意外とその道のりは遠いものでした。在住1年目のクリスマス休暇時にさっそく訪問してみたのですが、この時は国立公園のゲートからはるか手前まで入場待ちの車が列をつくっているという混雑っぷり。「無理。帰ろう」と言い終わらないうちにUターンする友人(ケープトニアン)の判断の早さに呆然としつつ、初めての喜望峰訪問は直前リタイアという結果に終わりました。
が、ついに!です。 念願叶って、喜望峰とケープ・ポイントに行ってきました。
ケープ半島最南端「ケープ・ポイント」へ
喜望峰が位置するケープ半島は先端が2つに分かれていて、その片方が喜望峰、もう片方がこのケープ・ポイントです。日本では喜望峰が圧倒的に有名ですが、実はこのケープ・ポイントこそがケープ半島の最南端なんです。
国立公園だけあって、立派な施設です。ケープ・ポイントを眺められる展望台へは、ここから徒歩かケーブルカーで登ることになります。
ケーブルカー。かなりの急勾配です。体力に自信がある人以外は、徒歩ではなくケーブルカーを利用した方がいいかと......。
ケーブルカーを下車すると灯台はもう目の前です。灯台の高さは海抜248メートル。あと一息です!
近く見える灯台ですが、道のりは意外と大変でした。ところどころ階段の段差が違うので、うっかりすると落ちそうになるんですよね(特に下りは要注意)。足元に注意して一歩ずつ確実に登って、ようやく到着です。この灯台はかつてインド洋と大西洋間を航行する船乗りたちの大切な道しるべでした。
そして展望台から見える、この先端がケープ・ポイントです。眼下に広がるのは、見渡すかぎりの大西洋。たまに「ケープポイントで大西洋とインド洋が出会う」という説明を見かけますが、残念ながらこれは不正解。正しくはここから南東に約200km離れたケープ・アガラスで、大洋は出会うんだそうです。
この一帯は、ケープ植物区保護地域群として世界遺産に登録されています。写真を撮っている人も多かったなぁ。
え、ここから往復5時間のトレイル?!......と思ったら誰かがイタズラをしたみたいで、本当は往復1.5時間のようでした。ゆっくりと歩いてみてもいいのかもしれません。
次回はいよいよ、喜望峰に到着です。
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