巨大な壺がお出迎え ちょっと怪しげな中華食堂

公開日 : 2014年06月08日
最終更新 :

細かいことは気にしない、美味しいものを食べたい!という人向けの記事です。

前回の記事でヨハネスブルグ(Johannesburg)のチャイナタウンに少し触れました。

シリルディーン(Cyrildene)地区にあるこのチャイナタウンは、500メートルほどの通りの両側に中華料理店やスーパーマーケット、床屋、旅行代理店、漢方薬店などが並んでいるというものです。

僕は特に、レストラン、スーパー、そして八百屋をよく活用しています。スーパーでは中華食材を中心としたアジア食材が、八百屋では普通のスーパーでは手に入りにくい空芯菜、青梗菜、菜心などの青菜をはじめ、大根、里芋、ごぼう、レンコンなども取り扱うという嬉しい品揃えなのです。この辺りは掘り下げると面白いのですが、旅行・観光情報とはだいぶ離れるのでこれ以上詳しく書くのはやめておきます。

では、オススメのレストランはどこなのか。今回は順徳(Shun De)や旺角(Mongkok)、北方小吃(Chinese Northern Foods Restaurant)、真味海鮮(Fisherman's Plate)などの定番どころをあえて外して、僕が一押ししたいお店を紹介します。

巨大な壺の中に小さな壺 小さな壺の中に名物料理が

お店の名前は「焼罐世家(Delicious Casserole Food)」といいます。小さな壺からいただく煮込み(スープ)が名物のレストラン......いや、食堂と呼んだ方がしっくり来るような、庶民的なお店です。

実はこのお店、初めて入るのまでにはちょっと抵抗がありました。お店の前の大きな壺が気になる。でもなんだかちょっと怪しい......。あれこれ考えながら、ある日勇気を出して入ってみたら予想以上に美味しくて、すっかりお気に入りのお店になりました。

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壺に具材の内容が書かれている

このお店で必ず食べたいのは、店名にもなっているキャセロール料理です。このキャセロール料理は提供方法がとてもユニーク。メニューの中から好みの具材を注文すると、お店の前に置いてある大きな壺の中から、該当する壺を持ってきてくれます。

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壺の中に壺

もちろん提供方法だけではなく、味にもお店のこだわりがあります。まず、具材はよく煮込まれていてほろほろ、スープはしっかりと出汁の味わいが感じられる日本人が好きそうな味です。また、それぞれの具材に応じてスープの味が違うんです。僕がリピーターになったのも、色々な味に出会える楽しさがあるからのような気がします。

ところでこのお店はほとんど英語が通じません。ですので中国語が話せない人には英語のメニューが渡されると思いますが、これはお断りして中国語のメニューと格闘しましょう。というのは、英語版には回鍋肉や麻婆豆腐などの定番だけが抜粋して掲載されているため、メニューが面白みに欠けるのです。もしかすると、キャセロール料理は載っていないかも......。

ここは、中国語を自分なりに理解してえいや!と注文してみましょう。

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水煮牛肉。痺れる辛さに大満足

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皿の上には大量の枝豆が これは予想外だった

食堂と書いたようにテーブルやサービスは簡素です。でも、料理がユニークで美味しく、お店のお姉ちゃんとおばちゃんが優しい(頑張って理解しようとしてくれる)なんて素敵なお店じゃないですか。遅い時間はキャセロール料理の種類が限られることがあるので、訪問は早めの時間帯がオススメです。

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店内入口付近に置かれたお惣菜の数々

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隣の席の家族連れと仲よくなってみた

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