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南アフリカ/ヨハネスブルグ特派員ブログ 旧特派員 笠原 由晶

南アフリカ・ヨハネスブルグ特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2014年12月15日

乗り合いタクシーとヒルブロウ地区について 公立病院の外傷外科見学の経験から/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年12月版)


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乗り合いタクシーとヒルブロウ地区について 公立病院の外傷外科見学の経験から/旅行者のための南アフリカ治安...

少し前にご縁があって、ヨハネスブルグにある某公立病院の外傷外科を見学する機会がありました。


この目で見たこととお医者さんから聞いたことの中で共有すると役に立ちそうなことを、プライバシーに触れない範囲で簡単に書き残しておこうと思います。


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交通事故被害者がヘリコプター緊急搬送で病院に到着


●乗り合いタクシーについて

公共交通網が未発達の南アフリカでは、ワゴン車を利用した乗り合いタクシーが市民の足として活躍しています。網の目のように様々な場所を結んでいるため便利なのですが、運転が荒っぽく交通事故も多いという難点も抱えています。この乗り合いタクシーによる交通事故の被害を目の当たりにしました。


この日搬送されてきたタクシードライバーは、ハンドル操作を誤って自損事故を起こした様子。歩行に支障が出るほど足に大きな怪我を負っていて、自分自身に何が起きたのかわかっていない様子でした。


お医者さんに「乗客の手当ては?」と質問すると、「治療が必要ならどこかで受けているでしょ」と一言。ずいぶんあっさりとした返事だなと思いましたが、聞けばこの手の事故は日常茶飯事とのこと。自然とこういった反応になるのでしょう。


●荷台でのヒッチハイクについて

ヘリコプターで交通事故の被害者が緊急搬送されてきました。聞くと、ヒッチハイクをしてピックアップトラックの荷台に乗って高速道路を走っていたら振り落とされて、大怪我をしたんだそうです。


南部アフリカを個人で旅行された方の記録を読むと、地域によってはヒッチハイクを推奨しているものを見かけることがあります。もちろん最終的には自己判断となりますが、「日没後に荷台からの陥落事故は結構な頻度で起きている」とお医者さんが話していたことを記しておきます。


●歩道の通行やランニングについて

交通機関に関連して、別の病院ではこんな事故にも遭遇しました。


救急車で運ばれてきたのは白人の若い女性です。街中の歩道でランニングをしていたところ、後ろから突然車にはねられて宙に浮いた体がフロントガラスに激突。フロントガラスに大きなヒビが入るほど、車はスピードを出していたそうです。


ヨハネスブルグの週末は交通量が少ないため比較的危険が少ないように思えますが、このような事故に巻き込まれる可能性があることを覚えておきたいものです。


●金曜日、土曜日夜のヒルブロウ地区について

この病院に滞在した数時間で、ヒルブロウ地区がいかに危険かを再認識させられました。


金曜日、土曜日の夜に、この病院の外傷外科はもっとも忙しい時間帯を迎えます。その理由とは、お酒が入った状態でのいざこざが刃物や銃を使った大掛かりなものへと発展し、これらによって外傷を追った患者さんが運ばれてくるためです。病院の立地柄、ヒルブロウ地区からも多くの人が搬送されてくるそうです。


僕が滞在したわずか数時間の間にも、何人かが運ばれてきました。運ばれてきた人たちの傷を見てビックリ。「ちょっとかすり傷」というようなものではありません。例えば、「背中から体の前面に長い刃物が貫通している」というようなものです。


お医者さん曰く、「午前0時を過ぎてからがピーク」とのこと。「危険」と言われている場所には本当に危険が潜んでいるんだ......と再認識させられました。


以上、簡単ですが何かの参考になれば幸いです。


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      笠原 由晶
      大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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