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南アフリカ/ヨハネスブルグ特派員ブログ 旧特派員 笠原 由晶

南アフリカ・ヨハネスブルグ特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2015年3月20日

ケープタウンの犯罪事情/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年3月版)


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ケープタウンの犯罪事情/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年3月版)

これまでにこのブログでは南アフリカやヨハネスブルグについての治安情報を多く記事にしてきました。ところで、多くの旅行者が訪れるケープタウンにについてはどうでしょうか。


在南アフリカ日本大使館 が公表している情報を元に、2014年にケープタウンで日本人が巻き込まれた犯罪についてまとめてみます。


ケープタウンの一部地域の治安はここ数十年で最悪の状況に

ケープタウンの治安、特に観光客にも人気があるロングストリート(Long Street)やグリーンマーケットスクエア(Green Market Square)は、ここ数十年で最も治安が悪化しているとの報道がなされています。現在の主な被害は店舗での万引きや強盗ですが、観光客への影響の広がりが心配されています。


日本人はケープタウンでどのような犯罪に巻き込まれているのか

在南アフリカ日本大使館 が公表しているだけで、2014年には例えば次のような犯罪に日本人が巻き込まれています。


(事例1:強盗 ケープタウン)17時頃にクリスチャンバーナードストリートで男性は1人で歩いていた。すると、後から付けてきた刃物を持ったアラブ系の若い男に金と携帯電話を渡すよう脅された。男性が助けを呼ぼうとしたところ犯人にナイフで切りつけられ、腕に切り傷を負った。犯人は何も奪わずに逃走した。


(事例2:強盗 ケープタウン)21時頃、留学生がボ・カープにあるホームステイ先の玄関前で強盗の被害に遭った。突然後ろに1人の黒人が現れ、バッグを寄越せとナイフで脅した。男性はバッグを渡し、犯人は逃走した。男性に怪我はなかった。


(事例3:強盗 ケープタウン)23時頃、サイモンズタウンにあるジュビリースクエアのATMで女性観光客は現金を引き出そうとした。ATMからカードが出てきた瞬間、後ろの男に カード奪われた。犯人は逃走した。


(事例4:強盗 ケープタウン)19時頃 、男性観光客がケープタウン市内のガソリ ンスタンドに備え付けられているATMで現金を引き出そうとしていた。すると黒人男性2人組が男性に対して操作の圃場を名乗り出てATMの間違った操作を教え、隙を見てカードと暗証番号を盗み取った。犯人らは信頼を得るために自らの現金と財布をちらつかせ、外には見張り役を立たせるなど犯行は計画的かつ用意周到だった。


(事例5:窃盗 ケープタウン)25時40分、Cape Town Ritz Hotelにて男性が就寝中に部屋内の6万円を盗まれた。男性は部屋の鍵はかけていたら、内鍵はかけておらず、また金庫も使用していなかった。防犯カメラには、犯人がカメラに覆いをかぶさる姿が映っていた。


(事例6:窃盗 ケープタウン)20時頃、宿泊先のホテル前の路上にレンタカーを駐車していたところ、左後部ドアのガラスが割られ、トランク内の荷物(土産、書類)が盗まれた。宿泊先には駐車場の設備がなかった。


(事例7:窃盗 ケープタウン)26時頃、ロングストリートのバーでお酒を飲んでいた男性の鞄が何者かに開けられ、中に入っていた現金、パスポートおよびその他貴重品類が盗まれた。


(事例8:窃盗 ケープタウン)20時頃、ケープタウン市内のヒルトンホテルに停車していた観光バスに男性が荷物を置いて5分程離れた。バスに戻ると何者かによってバッグおよびパスポート、パソコン、現金などの貴重品類が盗まれていた。


ケープタウンで犯罪に巻き込まれないために何ができるのか

今回取り上げた事例はケープタウンで起きている犯罪のすべてではありませんが、共通して夕方以降に発生しています。暗くなってから出歩く際には特別に注意を払う必要があるでしょう。


また、南アフリカでは現在、電力需給の逼迫から計画停電が頻繁に行われています。停電時にはセキュリティ関係の設備が通常よりも甘くなることから、犯罪がより用意に行い易くなります。同時に、暗闇対策としての懐中電灯の常備や、緊急連絡手段としての携帯電話の電源(モバイルバッテリー) などの確保も怠らないようにしたいところです。


南アフリカで犯罪に巻き込まれないための一般的な対策としては、旅行者のための南アフリカ治安情報(2013年6月版) に書いた内容が参考になると思います。抜粋して貼り付けましたので、下記をご覧ください。


●宿泊先で

・貴重品を部屋に残さない。目につく場所に置かない。

・荷物にはカギをかける。


●レストランで

・荷物は椅子の背には置かない。目の届く場所、例えばテーブルの上などに置く。

・見知らぬ人から話しかけられた時は、多少警戒しながら接する。


●路上で

・アジアとは違い、日本人は目立つということをまず認識する(←これ重要です)。

・ダウンタウンやタウンシップなど、危ないと言われている場所に近づかない。

・日中でも単独での行動はなるべく避け、複数での行動を心がける。

・深夜や早朝など、暗い時間帯の外出は短い距離でも避ける。

・万が一強盗に遭った場合は、あきらめて抵抗しないこと。状況を悪化させる危険性がある(友人の南ア人談)。

・デモやストライキなどの情報に気を配る。

・高額紙幣や貴重品(デジカメ、スマホ、iPodなど)を街中で露出しない。


●その他

・深夜や早朝に新しい街に到着するスケジュールを立てない。

・警察、救急、銀行やカード会社の連絡先、大使館などの緊急連絡先を控えておく(ただし南アの警察はアテにならないかも......)。

・ 海外旅行保険に加入する。万が一盗難に遭った時にとても助かる(友人体験談)。


みなさんのケープタウン滞在がトラブルに見舞われることなく、思い出深いものになることを心から願っています。


治安・安全情報関連記事

南アフリカの治安・安全情報については、これまでに様々な記事を公開しています。よろしければ、次の記事もご覧ください。


●旅行者のための南アフリカ治安情報(2013年6月版)

日本人旅行者が巻き込まれた犯罪や対策についてまとめました。


http://bit.ly/1CsiBJD


●旅行者のための南アフリカ治安情報(2013年8月版/ニセ警官対策ほか)

南アフリカで横行しているニセ警官による犯罪とその対策についてまとめました。


http://bit.ly/1F2Aoc4


●旅行者のための南アフリカ治安情報(2013年11月版/南アフリカの警察機構を知る)

8月に公開したニセ警官情報を補う記事として、南アフリカの警察機構についてまとめました。


http://bit.ly/1F2Aoc4


●賄賂を払いたくないあなたへ

賄賂が横行している現状とパスポート携帯の重要性についてまとめました。


http://bit.ly/1CuYTyp


●イエローカード不所持で強制退去処分に?/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年7月版)

南ア政府が定める黄熱病感染国とそれに伴う入国拒否事案についてまとめました。


http://bit.ly/19z2Llt


●出入国拒否の可能性も 子連れで南アフリカを訪れる方に必ず知っておいて欲しいこと/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年7月版)

入管法改正を受けて子連れで南アを訪問する場合に必須となる各種書類についてまとめました(ただし、後日南ア政府が2015年6月1日以降への施行延期を発表)。


http://bit.ly/1FBa0oz


●外務省「海外安全情報ホームページ」更新 気になる情報をピックアップ/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年8月版)

外務省による情報が更新されたことを受けて、特に気になる情報をピックアップしました。


http://bit.ly/1MMZVFr


●子連れで南アフリカを訪れる方へ 出生証明書、宣誓供述書の提出義務が延期になりました/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年9月版)

2014年7月の記事に書いた入管法改正に伴う子連れを対象とした必須書類が延期されたことについての記事です。


http://bit.ly/1BPdYY7


●乗り合いタクシーとヒルブロウ地区について 公立病院の外傷外科見学の経験から/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年12月版)

ヨハネスブルグにある某公立病院の外傷外科を見学した経験から、乗り合いタクシーやヒルブロウ地区の危険性について私見を書きました。


http://bit.ly/1EvpZmo


●南ア政府が定める黄熱病感染国リストが更新されました/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年2月版)

2014年7月に書いた黄熱病感染国のリストが更新されたことについての記事です。


http://bit.ly/1HZnF8s


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      笠原 由晶
      大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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