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南アフリカ/ヨハネスブルグ特派員ブログ 旧特派員 笠原 由晶

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2015年5月 9日

南アフリカでチャイルドシート着用が義務化されました(対象年齢3歳未満)


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南アフリカでチャイルドシート着用が義務化されました(対象年齢3歳未満)

すでに知っている人も多いと思いますが、重要な情報なので念のため記事にしておきますね。

チャイルドシートが義務化 違反者には罰金も

1505_childseat01.jpg


南アフリカ政府は、2015年5月1日から3歳未満の幼児に対して車に乗車する際のチャイルドシート着用を義務化すると発表しました。違反者には500ランドを上限とした罰金が課されます。


なお、乗り合いタクシー(ミニバス)やバスなど、乗客にシートベルト着用の義務が課されていない車両については、この規定の対象外です。


(参考)Statement by Departmemt of Transport on the National Road Traffic Regulations, 2000 (Gazette Number 38142): Introduction of Child Restraint Regulations

http://www.transport.gov.za/Portals/0/Media%20Satements/Final%20media%20statement%20on%20the%20child%20restraint%20law.pdf


レンタカーも対象です 旅行で訪れる方はお気をつけて!

ちなみに、レンタカーで乗用車を借りた場合はどうなるのでしょうか。レンタカーであろうと乗用車は乗用車ですので、当然この新ルールの対象となります。


ということは、例えば南アに家族で訪れて自分でレンタカーを運転するような場合は、予約時にチャイルドシートのオプションに申し込む必要があるということです。


南アフリカのレンタカー会社では一般的に、一日単位でチャイルドシートの料金がチャージされます。そのため、滞在日程が長い場合には金額を見て一瞬ひるむかもしれません。


でも子どもを危険から守るのは親の責任です。ルールの遵守、そして何より子どもの安全確保のために必要な投資と割り切って、確実にチャイルドシートを確保してください。


......と、ここまでが重要な話です。以下、時間のある方だけお付き合いください。


新交通ルールでチャイルドシートは普及するか

チャイルドシートの仕様が義務化されたことは、言うまでもなくいいことです。でも大切なことは、この新ルールがきちんと守られるかどうかだと思います。


とはいえぶっちゃけた話をすると、チャイルドシートが定着するまでには長ーーい年月がかかると予想します。


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例えば、僕の子ども(1歳7ヵ月)が通っている保育園の送り迎え風景を思い浮かべてみます。40人近くの園児がいる中で、チャイルドシートを使っている親は片手で数えられるほど。後部座席に座っていればまだいい方で、助手席で子どもが立ち上がっているのは日常の風景です。


これに加えてシートベルト未着用で運転している人も珍しくないなど、独特の安全基準で生きている親がずいぶん多いようです。


また、とある用事で村在住の女性を連れて東ケープ(Eastern Cape)州に行った時に「移動中は子ども(1歳)をチャイルドシートに入れてね」とお願いしたところ、女性は「これは私たちの文化じゃないから」と正面から拒否。最終的にはしぶしぶ納得していましたが、こんな風に「自分には関係ない」と思っている人は結構多いんじゃないかと思います。


こんな人たちが突然チャイルドシートを導入するかどうか......相当厳しく罰金を徴収しない限り、まー無理でしょうね。残念ですが。


南ア市民の反応はさまざま

自分の感覚はともかく、南ア市民がどう感じているのかが気になってニュースサイトへのコメントを見てみたら、新ルールを歓迎するコメントが意外と多くありました。


・歓迎。子どもを大切に思うなら、チャイルドシートの着用は親として当然の行為だろ。

・罰金500ランド? 安すぎるよ。5000ランドくらいに設定すべきだと思う。

・いい事だよ。車の助手席で立ち上がっている子どもを見かけるたびに、心配になっていたんだ。


一方で新ルールに対して否定的、あるいは懐疑的なコメントも多く、インターネット上での評判は半々くらいかなという印象です。


・まー守られないだろうね。運転中の携帯電話での通話やSMS、飲酒運転、信号無視は全部違反だけど、何一つ取り締まられちゃいない。

・安くても1000ランドはするチャイルドシートを全員に義務付けるなんて、ひどいルールだよ。(←車を買うお金があるなら、1000ランド払えるだろ、と別の読者からツッコミが)

・乗り合いタクシーの安全性を向上したり、ピックアップトラックの荷台に乗車することを規制するルールを作らない限り、交通事故死は減らないよ。


来週、久しぶりに子どもが保育園に復帰する予定です。同級生の親たちはどう対応することにしたのか......さっそくチェックしてみたいと思います。


Photo Credit: subewl via Compfight cc


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      笠原 由晶
      大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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