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南アフリカ/ヨハネスブルグ特派員ブログ 旧特派員 笠原 由晶

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2015年7月25日

スタバ上陸がコーヒー価格値上げのきっかけに?


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スタバ上陸がコーヒー価格値上げのきっかけに?


ついに、南アフリカにスタバがやってくることになりました!


報道によると、南アフリカで飲食店などを経営するTaste Holdingsがスターバックス社との独占契約を先ごろ締結。第一号店のオープンは、ヨハネスブルグ(Johannesburg)で2016年を予定しているとのことです。


●米スターバックス、サハラ以南のアフリカに初出店へ

http://jp.reuters.com/article/2015/07/15/starbucks-idJPKCN0PP00Z20150715


南アフリカ向けにどんなアレンジをするのか(しないのか)今から楽しみですが、一方で少し気になる話も聞こえてきています。このスタバ上陸によって南アフリカのコーヒー価格が値上がりするかもしれないというのです。


ローカル価格と比べるとスタバはかなりの高級品に

お気に入りのカフェPerfect Cupの外観


そもそも現在、南アフリカでコーヒー1杯の値段は大体いくらくらいなのでしょうか。カフェラテ(ショートサイズ)を基準に調べてみます。


例えば、スタバの競合と思われるセルフスタイルのカフェVida e Cafe のカフェラテは22ランドです。このブログで過去に取り上げたお店では、The Perfect Cup が20ランド、4th Avenue Coffee Roasters が20ランド、Motherland が23.50ランド(トールサイズ)といった具合です。


Vida e Cafeのようなチェーン店はまだしも、個人店でもコーヒー1杯がこの値段なのは、南アフリカの外食事情から考えてだいぶ割安だと思います。


このようなコーヒー市場に対して、スタバを南アフリカで展開するTaste社の幹部は「国際的な価格を維持するつもりだ」と述べています。米国のスタバでアメリカーノは一杯2.85ドル、これを南アフリカランドに換算すると約35ランドです。スタバの価格と南アフリカのコーヒー価格には、10〜15ランドの開きがあることがわかります。


スタバ上陸が値上げのきっかけに?

カフェの経営には焙煎機など機材への投資も必要


ケープタウンで人気のコーヒー専門店Truth Coffee Roasting のオーナーは「スタバ参入によって南アフリカのコーヒーは値上がりするだろう」と予測しています。


「伝統的に南アフリカでコーヒーの値段は安すぎる。1990年代には一杯10ランドからの脱却に苦しみ、今は20ランドの壁(※)がある。スタバが40ランド前後でコーヒーを売り始めたら、コーヒー専門店はそれに続くだろう。値上げといってもスタバより良心的な価格で、そしてより美味しい一杯を提供する自信はあるよ」。

※この場合はカフェラテではなくアメリカーノ


一方で、クラレンス(Clarens)のコーヒー専門店Highland Coffee Roastery のオーナーは値上げに慎重な姿勢を示しています。


「スタバの国際的な価格は一般的な南アフリカ人にとってとても高額だ。コーヒー専門店は飲食店と同等の利益率を目指す――例えば人件費を含めた一杯辺りの原価が5ランドだとしたら、20ランド程度が妥当な線だろう。値上げが可能だから値上げするという意見には賛同できないな」。


南アフリカのコーヒーシーンにしばらく注目です

消費者としては美味しいコーヒーが気軽に飲める現在の値段設定はとてもありがたい一方で、これで儲けが出るのかな......と少し心配になっていたこともまた事実。


朝食シーンにも欠かせないコーヒーが手の届かない飲み物になってしまうのか、はたまた庶民の味方であり続けるのか、スタバの動向と併せて今後に注目です。


(7月お題"朝食")


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カテゴリー お知らせ お題 ショッピング・雑貨・お土産 レストラン・料理・食材
2015年7月25日
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      笠原 由晶
      大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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