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南アフリカ/ヨハネスブルグ特派員ブログ 旧特派員 笠原 由晶

南アフリカ・ヨハネスブルグ特派員が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2015年8月10日

悪徳警察官には謙虚な態度で臨むのが吉/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年8月版)


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悪徳警察官には謙虚な態度で臨むのが吉/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年8月版)

つい先日、悪徳警察官によるタカリ行為について書きました。


南アフリカの空の玄関であるO.R タンボ国際空港付近で特に被害が深刻で、在南アフリカ共和国日本大使館からも注意を促す旨が通達されたという内容です。


●悪徳警察官にご用心/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年8月版)

http://bit.ly/1Dz2e05


悪徳警察官への基本的な対処方法はこれ

1508_police01.jpg


この記事 の中でも紹介したように、在南アフリカ共和国日本大使館は次のような対処方法を薦めています。


・空港周辺(空港併設の駐車場からJones Rd.に通じる道)では、通常以上に交通違反に気をつける


・停車を求める警察官に対応する場合は、会話ができる程度に窓を開ける程度に留める(目安として数センチメートル)


・いわれなき抗議を受けた場合には、その場で在南アフリカ共和国日本大使館に連絡する


・警察官の所属、氏名、その場の状況などの記録化に努める


・本件事例のように、携帯電話で録音する(そぶりを見せる)ことも効果的


これらの対処方法は、空港に訪問時に大体2回に1回の割合で悪徳警察官に停止を求められている僕の経験に照らしあわせても大変有効だと思えるものです。


ただし、これらに1つだけ付け加えたいことがあります。それは、「警察官には謙虚な態度で臨むのが吉」ということです。


Photo by dcmetroblogger


なぜ悪徳警察官に対して謙虚な態度が必要なのか

1508_police03.jpg


こんなことを言うと、「何で悪徳警察官に対して下手に出る必要があるんだ?」とお叱りを受けるかもしれません。確かに、道理で考えればその通りです。いわれなき理由で停止を求められた上に、賄賂まで求められては怒りたくなるのは当然です。


でも、ちょっと待ってください。


悪徳警察官と言えども相手は警察官、いわゆる権力です。権力は、その気になればいくらでも理由をつけて「正式に」罰金を課したりすることができます。


例えば以前に、話の内容が二転三転する警察官に対して「言っていることがさっきと違うじゃないか」と抗議したことがあります。すると警察官は「お前、本官のことを嘘つき呼ばわりするのか......うん、これは侮辱だな。警察官に対する侮辱は◯◯ランドの罰金だ。ほれ、ここに書いてあるぞ(ニタニタ)」と、公的書類と思われる罰金一覧表を提示されたことがあります。


最終的には無事に開放されましたが、このこじれた状態から抜け出すのにまー手こずったこと。いくら明らかな言いがかりであっても、相手が権力であることを自覚して謙虚な態度を示すことが大切と身を持って感じたのでした。


もちろん、人生においては権力に対してモノを言わなければいけない時もあります。でも、ちょっとしたお小遣い稼ぎを目論む悪徳警察官と正面から戦っていては時間がもったいないというもの。彼らとて「罰金」を徴収するために(今のところは)強引な手段には出てきませんので、ここはひとつ頭を下げて、一刻も早くその場を切り抜けることに集中するのが賢いのではないでしょうか。


こんなことを言いつつ、いざ悪徳警察官に捕まるとカッとなってなかなか謙虚な態度を取れないのが難しいところなのですが、頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。


治安・安全情報関連記事

南アフリカの治安・安全情報については、これまでに様々な記事を公開しています。よろしければ、次の記事もご覧ください。


●旅行者のための南アフリカ治安情報(2013年6月版)

日本人旅行者が巻き込まれた犯罪や対策についてまとめました。


http://bit.ly/1CsiBJD


●旅行者のための南アフリカ治安情報(2013年8月版/ニセ警官対策ほか)

南アフリカで横行しているニセ警官による犯罪とその対策についてまとめました。


http://bit.ly/1F2Aoc4


●旅行者のための南アフリカ治安情報(2013年11月版/南アフリカの警察機構を知る)

8月に公開したニセ警官情報を補う記事として、南アフリカの警察機構についてまとめました。


http://bit.ly/1F2Aoc4


●賄賂を払いたくないあなたへ

賄賂が横行している現状とパスポート携帯の重要性についてまとめました。


http://bit.ly/1CuYTyp


●イエローカード不所持で強制退去処分に?/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年7月版)

南ア政府が定める黄熱病感染国とそれに伴う入国拒否事案についてまとめました。


http://bit.ly/19z2Llt


●出入国拒否の可能性も 子連れで南アフリカを訪れる方に必ず知っておいて欲しいこと/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年7月版)

入管法改正を受けて子連れで南アを訪問する場合に必須となる各種書類についてまとめました(ただし、後日南ア政府が2015年6月1日以降への施行延期を発表)。


http://bit.ly/1FBa0oz


●外務省「海外安全情報ホームページ」更新 気になる情報をピックアップ/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年8月版)

外務省による情報が更新されたことを受けて、特に気になる情報をピックアップしました。


http://bit.ly/1MMZVFr


●子連れで南アフリカを訪れる方へ 出生証明書、宣誓供述書の提出義務が延期になりました/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年9月版)

2014年7月の記事に書いた入管法改正に伴う子連れを対象とした必須書類が延期されたことについての記事です。


http://bit.ly/1BPdYY7


●乗り合いタクシーとヒルブロウ地区について 公立病院の外傷外科見学の経験から/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年12月版)

ヨハネスブルグにある某公立病院の外傷外科を見学した経験から、乗り合いタクシーやヒルブロウ地区の危険性について私見を書きました。


http://bit.ly/1EvpZmo


●南ア政府が定める黄熱病感染国リストが更新されました/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年2月版)

2014年7月に書いた黄熱病感染国のリストが更新されたことについての記事です。


http://bit.ly/1HZnF8s


●ケープタウンの犯罪事情/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年3月版)

ケープタウンで日本人が巻き込まれた犯罪や対策についてまとめました。


http://bit.ly/1Lttmkv


●出入国拒否も? 18歳未満対象 出生証明書、宣誓供述書の提出義務が始まりました/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年6月版)

子連れを対象に必要書類の提出義務がついに始まりました。子連れで、あるいは、18歳未満の未成年者のみで南アフリカを訪れる場合には必ず目を通していただきたい情報です。


http://bit.ly/1N0GDxD


●悪徳警察官にご用心/旅行者のための南アフリカ治安情報(2015年8月版)

南アフリカの空の玄関O.R タンボ空港周辺に頻出する悪徳警察官について書きました。


http://bit.ly/1fU2fRx


何かのご参考になれば幸いです。


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      笠原 由晶
      大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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