"ブルーライトギャング"を警戒せよ/旅行者のための南アフリカ治安情報(2017年11月版)

公開日 : 2017年11月13日
最終更新 :
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クリスマスシーズンに突入した南アフリカで1つ残念なニュースです。

ヨハネスブルグで空港へ向かう途中でのカージャック事件

在南ア日本大使館によると、11月11日(土)に次のような事件が発生したとのことです。

●11月11日(土)の7:00過ぎに、自家用車でO.R Tambo International Airportに向かう途中、高速道路N3のLinksfield付近で事件は発生。

●白のVolkswagen Poloに乗った3人組の男が窓越しに警察手帳のようなものを提示して停止を要求。執拗な求めに応じて高速道路出口で停止。

●パスポートの提示に従ったものの不信感を覚えて抵抗したとおkろ、腕などを殴られた上に現金等を強奪された。

ニセ警官、通称"ブルーライトギャング"を警戒せよ

南アフリカでは、警官を装ったグループによる犯罪が後を絶ちません。このような集団は、警察車両の警光灯の色になぞらえて"ブルーライトギャング"と呼ばれています。

ブルーライトギャングによる犯罪は、つい先月オランダからの観光客36人を乗せたバスがO.R Tambo International AirportからFairwaysのホテルに向かう途中で身ぐるみを剥がされたように、空港でターゲットを定めた上で追尾するケースが多いと言われています。

しかし今回の事件の例もあり、いつ何時も警戒心を持っているに越したことはなさそうです。

カージャックの被害を避けるためにできること

在南ア日本大使館は、次のような対策を推奨しています。

●身に覚えのない停止命令や他人からの声かけにはすぐに応じず、ハザードを付けて速度を制限速度以下に落として停止する意思を示した上で、警察署や大型のショッピングモール等を目指しながら、警察へ通報して支援を求める。

●万が一途中で停止せざるを得ない事態になった場合には、なるべく人目の多い場所で、エンジンは掛けたまま数センチ程度窓を開けて車から降りずに対応する。

●空港出発時には、複数人が乗車したまま待機している、あるいは周囲の様子を伺っている不審者/車がいないかを確認する。

●走行中に同じ車が追従していないかなど周囲の状況について十分に警戒する。万が一追尾車両を認めた場合は、警察署等の安全が確保できる場所を目指しつつ、警察へ通報して支援を要請する。

●華美な服装や装飾品の着用は避ける、多額の現金の両替は控えるなど、空港で目立たないような行動を心がける。

●交差点を通過する際には、停車することなく通過できるように速度調整を心がける。停車する場合には前車との間隔を十分に空けて、緊急時にはすぐに発進して離脱できるようにする(南ア人の車間は近い&渋滞に巻き込まれると実際は難しいですが......)。

カージャックに限らず、例年クリスマスシーズンには犯罪が増加する傾向にあります。細心の注意を払って参りたいものです。

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