【vol.17】豪華なお土産屋併設のコスパ高いホテル「Blue Buddha」

公開日 : 2018年12月26日
最終更新 :

今日は、僕の職場に一番近くて評判の良いホテルを紹介します。

「Blue Buddha Hotel ブルー・ブッダ・ホテル」。

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カンポットの中心部とリバーサイドの中間地点、スラエ・オンバル(塩の村)のモニュメント近くに立つホテル。静かな地域ながら、近隣にはレストランやバー、スーパーもある隠れた名所です。門の近くでは、ホテルの守り神、ブルーブッダがお出迎え。

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青色の仏像は、健康と癒やしのシンボル。青色は古来より(染料が)手に入れにくく希少価値の高い色として、金色に並び神聖な色とされてきたそうです。

日本でも、時折青い仏像を目にすることがありますね。

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地元でゲストハウスを営んでいた経験を生かして、2015年にこの事業を始めたそうです。

とても広いフロントデスク。壁は全面、植物を意識した黄緑色で彩られています。

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デスク横の休憩スペースには、カンボジアに関するたくさんの本(世界的定番の観光ブック"Lonely Planet"も!)

が置かれており、暇なときでも読書を楽しむことができます。

私が特に素晴らしい!と感じたのは、デスク横のスーベニアショップ。

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オーガニックジャム、カンポットペッパーを使用したハンドメイドソープなど、他ではあまり見られないレアな商品がたくさん。商品は全てオーナーが直に生産者と交渉し買い付けを行っているそうです。カンポットペッパーも、よくある「ラ・プランテーション」のものではなく、もう一つのコショウ生産団体「FARMLINK」のもの。

これは、現地の小さな農家の人々がコショウを生産できるよう教育し、大企業に搾取されることなく農家に直接還元できるよう、独自に栽培の普及・教育支援事業を行う団体。大企業ではなく小さな農家を支援していきたい、と言うポリシーからこのブランドが選ばれたそうです。

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手作りのバックパックも!すごくオシャレでKAWAII!!

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商品一つ一つのチョイスのセンスもさることながら・・・驚くべきは、このおみやげ屋、安いのです。プノンペンのイオンで買うと4ドルほどかかるハンドメイド石鹸が、1.75ドル。

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ちなみにオーガニックのジャムは3.5ドル。スーパーで買うより安いかも。

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仕入れに仲介業者を通さず、直接生産者から買い付けを行っているため、ここまで安く出来るのだとか。

オーナーのポリシーは、「利益を極力カンボジアの人々に還元する」こと。

「富裕層は、たくさんのお金を落としていってくれるけれど、それは大企業の高級ホテルであったり西洋人の経営するレストランであったりで、カンボジアの人に直接利益がいくわけじゃない。むしろカンボジアの人々は、安い賃金で搾取される立場にある。だからこそ、私のホテルは、カンボジアの人々を支援できるような事業としてやっていきたい。」とのこと。

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客室棟は二つの建物から成り、どの部屋でも自然光が満遍なく取り入れられる作りになっています。

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ここはラージ・ツインルーム。シングルベッドとダブルベッドが1つずつです。

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黄緑色の壁の効果もあるのか、部屋は非常に落ち着いた雰囲気。明るすぎず、暗すぎず。快適に過ごすには十分すぎるほど。

アメニティ関係はタオルにシャンプー、石鹸に歯ブラシと必要十分といった感じですが、

ドライヤーやポットなどが必要であればフロントに言えば貸してくれるそうです。

チェック柄の壁で彩られたオシャレな洗面所。

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トイレ・シャワーは別室ではありませんが、壁を隔てておりいずれも清潔感は抜群です。

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バルコニー前の集会スペース。ここで会議やプレゼンなどの行事を行えるとのこと。

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次は、スタンダードツインルーム。

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今回は満室につき見られなかったものの、この他にダブルルーム、ファミリールームがあり、部屋が合計で18部屋あるとのこと。30人規模の団体の宿泊もでき、ボランティア団体がよく利用するそうです。

下の写真は、屋外の休憩スペース。ここで食事も可能です。

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ホテル内にレストランはありませんが、近隣にたくさんレストランがあり、4人以上の団体については出前も受け付けてくれるとか。

ホテルでは環境保護も重視しており、マイボトルの販売および水のリフィル販売を行なっています。マイボトルは2.75ドルから購入可能です。

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このホテルの素晴らしいところは、ところどころにオーナーの「地域貢献」へのこだわりが見えることです。

取り扱う商品や調度品はほとんどが輸入品ではなくカンボジア製、環境保護のためのマイボトル販売、

何より「カンボジアは素晴らしいところだよ!」と目を輝かせて語るオーナーの情熱。

これまで会ったどの外国人ホテル経営者よりも熱い想いを感じました。

ちなみにホテルの宿泊価格は1泊20ドル前後〜。このレベルのホテルにしてはかなり休めです。

これも、「富裕層でなく、カンボジアに興味を持った多くの人々が泊まりやすい価格帯」を重視したためとのこと。

とにかくオーナーの熱いEnthusiasmを感じるホテル。取材していた僕も思わず胸が熱くなりました。良質なお土産と心地よい滞在を求める方はぜひご利用を!!

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