新型コロナウイルス台湾の状況：入境や交通各社対応など（2020年3月10日現在）
台湾は早期からの対応
台湾は早い段階から新型コロナウイルスに対応しています。
現時点で旅行客の皆さんに、直接関係のあることなど挙げておきたいと思います。
入境の際に入境健康声明書というものに、自分の健康状態と渡航歴を記入しなければなりません。
また日本からの旅行客に対して自主健康管理が要請されています。
入境健康声明書
自主健康管理
自主健康管理とは？ 詳しくはこちらをご覧ください。
自主健康管理をまとめると、台湾で行動する時はマスクを着用する。
公共の場所への出入りを極力控える。
台湾で訪れた場所を記録する。
1日2回熱を測って記載する。
渡航警戒レベル
また、台湾の衛生部福利部疾病管制署では、台湾からの海外旅行への渡航警戒レベルを発表しています。
日本は警戒レベル警示の第2級です。
第3級：警告(Warning)
中国、香港、マカオ、韓国、イラン、イタリア
第2級：警示(Alert)
日本、シンガポール、フランス、ドイツ、スペイン
第1級：注意(Watch)
タイ
第1級は注意の段階。
第2級は旅行現地での予防措置をさらに強化に促し、
第3級が最も高い警戒レベルが高く、不要不急の旅行を避けるようにというレベル分けになっています。
第1級、第2級地区から台湾へ入境する旅行者に対しては、上に挙げた自主健康管理が要請されます。
第3級レベルの地域から台湾へ入境する旅行者には、入境後、自宅検疫（自宅での隔離）を14日間を行う指示が出されます。
台湾滞在中、高熱があれば、病院での受診や検査をすすめられる場合があります。
検査をした場合は結果がわかるまでは外出して行動できない例が、ここ最近発生したそうです。
体調が悪い方、熱のある方はご注意ください。
マスクについて
現在台湾内全土においてマスク、アルコール消毒剤などが不足、売り切れで手に入れるのが困難です。
正規のマスクは台湾政府が一括で販売管理しています。
現時点で外科用マスクが買えるのは、健康保険に加入している台湾人もしくは健康保険に加入している在留外国人などです。
一般の旅行者は現時点で買えません（配布するかもしれないとのニュースがありますが、未定です）。
特に旅行者の方の場合はご自分でマスクや携帯用アルコールや、消毒液などを用意して行かれることをおすすめします。
また病院へ出入りする時は現在、マスク着用義務があります。
マスクなしでは病院へは入れません。
施設では
ほかの店舗同様、入口にアルコール消毒液が置かれたりしています。
またマスクを着用して入館するなど。
現在の新型コロナウイルスの状況を鑑み、各施設で開館時間、休館日などが調整（変更）されている場合がありますので、逐次、各施設の公式Webサイトで営業時間、開館時間を確認してください。
店舗では
飲食店でも出入口などにアルコール消毒液を置いていて、店に入る前に消毒してください、という感じです。
一部の飲食店店舗では現在の新型コロナウイルス事案の状況から、食べ物の持ち帰りのみの対応しかしていないお店などもありますのでご注意ください。
鉄道など各交通機関では
交通手段である列車や、台北メトロ、高雄メトロ、台湾鉄道、各航空会社など、各社徹底した消毒作業を行なっています。
台北メトロや台湾鉄道などでは体温をチェックできる赤外線サーモグラフィを設置しています。
日本からの入境後はマスク着用とありますので、交通機関でもマスク着用してください。
鉄道だけでなく、高速バスや船などほかの場所でも、サーモグラフィや照射式体温計での検温があります。
台湾高速鉄道では新型コロナウイルスの影響で自由席の販売を中止しています。
台湾はかなりの徹底した厳戒体制で臨んでいます。
逐次各機関の公式Webサイトで情報を見て、旅行の参考にしてください。
新型コロナウイルスで有効とされるのが手洗いや、マスク、アルコール消毒。
しっかり予防して気をつけてください！
筆者
台湾特派員
前田 公子
台湾の高雄在住。台湾人と結婚して20年。台湾の日常生活発信しています。
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