台湾の新型コロナウイルスの現状と台湾生活(2020年5月21日現在)
台湾現地からお届けしています
地球の歩き方高雄特派員前田です。
最近の台湾の新型コロナウイルスの現状と、今、台湾生活がどんな感じかをお伝えしたいと思います。
これまでの新型コロナウイルス感染者、回復者など
今日の新規感染者は1例で海外からの帰国者。
累計感染者数は441、累計死亡7、隔離解除407、累計感染者の441のうち海外からの感染例が350、本土55例、海軍36例となっています。
新規感染者数の増加が0を記録更新中
今日は1名感染者がありましたが、これまで台湾では13日連続新型コロナウイルスの感染者が0。
台湾内の本土感染者は38日連続なしとなっていて記録を更新中です。
着々と新型コロナウイルスの押さえ込みに成功しています。
台北、高雄など各地のホテルでは連日の感染者0を祝って、数字のゼロやスマイルマークなどいろいろとビルの灯りを使って喜びを表しています。
新型コロナウイルスの対策
マスク着用、手洗い励行、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を実施し、各店舗も対策本部の対策を踏まえてテーブルや店舗入口での検温、消毒液設置、透明アクリル板設置、梅花座席など徹底した行動をとっています。
梅花座席とはこんな感じです。
野球や登山など徐々に解禁
台湾では感染者数の増加が0の日が続いていて、安定していることから、イベントなど徐々に解禁されています。
5月7日から國家公園(玉山、太魯閣、雪霸)などの山登り、山小屋への申請数がもとどおりになっています。
5月8日からプロ野球観戦が1試合につき1000名までということで解禁されました。
また5月15日からは最高2000名までということで開放されています。
観戦中の飲食に関しては、個人の持ち込みは許可されていませんが、お弁当、ペットボトルやふたのついたきっちりと包装された飲み物など野球場で販売されているものに限り許可が出ています。また小学生以下の子供は親御さんと隣り合わせに座ることができるように配慮されています。
海外からの団体旅行受け入れはまだ
台湾では新型コロナウイルスの感染者も押さえ込まれていますが、ただ、世界各国では現時点で新型コロナウイルスが猛威を振るっていて、世界各地が深刻な状況にあるため、台湾では出入国の制限解除には慎重な見方を示しています。
台湾から海外への団体旅行、海外からの団体旅行は引き続き停止の措置が6月30日まで継続されます。
そのあとの措置はまたその都度状況に応じることと思います。
まだまだ気を抜かない
感染患者が増えておらず安定している台湾ですが、だからといって台湾の対策本部も気は抜いてはいません。
対策本部ではやはりこれまでどおり、ソーシャルディスタンスを推しすすめています。公共の交通機関ではやはりマスク着用も必須です。
レストランやスーパー、ショッピングモールでもマスク着用、検温が引き続き実施されています。
対策本部が南部の記者会見へ
この週末に予定されているのは、台湾の南部観光地の墾丁(カンディン)へ台湾の疫情対策本部の記者会見の場が移動するということ(一時的なものです)。
これは安全な国内旅行の模範を示す意味もあり、実施されるとこのこと。
少しずづですが、台湾は正常な生活に戻るようにと安全に慎重にいろいろと検討され、実施されています。
新型コロナウイルスが早く終息し、自由に台湾旅行へ来てもらえる日が来ることを願っています。
以上台湾高雄からでした。
筆者
台湾特派員
前田 公子
台湾の高雄在住。台湾人と結婚して20年。台湾の日常生活発信しています。
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