台湾春節前、北部クラスターから各地に感染が広がる

公開日 : 2022年01月25日
最終更新 :
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(写真は台湾の大学前のマスクをかけられたオブジェ)

日本と同様、台湾でもここ最近オミクロン変異株など

新型コロナ感染数が増加しています。

先日お伝えした台湾北部のクラスター

からの感染が拡大していると考えられます。

銀行、レストラン、電子部品の工場や学校を中心に、

桃園、新北、台北、新竹県、新竹市で感染が広がっています。

桃園では輸出入の貿易など担う港の区域で感染者が出て、

大勢の従業員がいることから、大規模な検査が行われています。

また台湾の学校では休校になる学校もでており、

保育園や幼稚園などでは春節休みを前倒しして、

通常より早めに冬休みに入った場所もあります。

南部、中部、東部にも感染者が広がる

感染者は台湾北部のみならず、南部、中部、東部にも広がっています。

感染者が立ち寄った先々も"足跡"として公表され、

高雄では該当場所(お店や施設など)

は営業を休止して消毒作業が行われました。

デパートなどの商業施設では

毎日営業後に消毒をしており、

1週間に1度は大掛かりな消毒をするとしています。

各地の行政機関では検査体制も含めて

防疫対策を強化しています。

警戒レベル2が引き続き

現在台湾の防疫警戒レベルは2。

警戒レベル2ではマスクの着用は必須。

実名制、体温測定や消毒などの強化。

公共の交通手段では飲食は禁止など。

1月25日から2月7日まではこれまでと変わらず、

レベル2で防疫対策に対応するとのこと。

もしこれから台湾で感染者が増えた場合、

警戒レベル引き上げの可能性もあるのでは? とも

報道もされていますが、今後の状況次第かもしれません。

現在は店内利用が可能になっている

飲食店でも、これからの感染状況によっては

店内利用が不可になり、テイクアウトだけの

対応になってしまうことも考えられます。

実名制による店舗利用徹底のために高雄市は

査察を実施すると発表しました。

また台湾全土では、そのほかの対策として、

バーやクラブなどのレクリエーション娯楽施設

などで台湾内でのワクチン接種証明書の

提示が必須となりました。

他国同様、再び、新型コロナ感染に対して

危機感、緊張が増している現在の台湾です。

春節期間中の規制は?

間近に迫っている春節(旧正月)は台湾の

民族大移動の時期ですが、今年は防疫警戒

レベル引き上げはなしで、春節時期の移動

規制などは行わないという発表です。

春節時期は親戚や友人との集まりも多いので

感染拡大が心配されますが、それぞれに防疫対策徹底して

気をつけながら春節を迎え入れることになります。

新型コロナ感染がこれ以上広がらない

ように、また早く押さえ込みができる

ようにと願うばかりです。

台湾の新型コロナ情報は衛生福利部で確認できます。(中国語/英語)

地球の歩き方 高雄特派員 前田公子

筆者

台湾特派員

前田 公子

台湾の高雄在住。台湾人と結婚して20年。台湾の日常生活発信しています。

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