祝!60回目の独立記念日

公開日 : 2007年08月10日
最終更新 :
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今年もきました、8月14日。この日はパキスタン独立記念日(Joshun-e-Aazaadii) 。

学校も祝日でクローズ。この日が近づくと緑×白のパキスタン国旗や飾りつけのオーナメントを売る屋台が街のあちこちに登場。やぐらを組んで激しく国旗が飾られる。これぞ年に一度の特需。リキシャも国旗を飾って元気に走る。

いろんな民族で構成されるパキスタン。

パキスタン1の大都会で、各地方からの働きに来ている人も多い。

“僕らはパターン、他人が困っているのを決して放っておけない民族”など、お国自慢はよく耳にする。民族意識と自分たちのオリジンへのこだわりは強い。こうじてときにはお互いけん制しあうことも。それに比べ、普段の彼らとの会話でパキスタン人としての国民意識、団結心を感じさせられる機会はけっして多くない。

けれどこの独立記念日は特別。テレビやラジオではパキスタンをたたえる歌や“パキスタン万歳”が繰り返され、CMも独立記念日バージョンに。お店やおうちも国旗で飾られ、CDショップでも“国民のうた”CDが棚の前面にならべられる。国民意識に満ち満ちる。

学校では子供が♪パークパークパーキスターン、 ジャーンジャーン パーキスターン♪

(ぼくらの清い国)と歌いながら国旗を持って行進。

日本ではオリンピックで日本が金メダルをとったり、サッカーの国際試合を観ていると“愛国心らしきもの”が突如沸き起こるのだが(わたしだけ?)、ここではこの独立記念日が愛国心のきっかけ。

カラチは四六時中いつも海からの風がビュービュー吹いている。国旗も海からの風に元気にはためく。風にバタバタとはためく国旗を見ていると、外国人のわたしまで何だか誇らしいような嬉しい気持ちになってくるから不思議である。

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ちなみに・・・

このような国旗仮設ショップの登場に当局からは、“出店の許可は出してない。撤去するように。”とのお達し。

それに対して屋台の出店者の言い分は・・・

“この日の為にたくさん準備したのに、いまさらそんなこと言われちゃ大損しちゃうじゃないか。”

もっともである。せめて準備する前言ってほしいものだ。

実際に取り締まりされている様子を見かけたことはないが。。。

9日からのモンスーンの雨で道は大洪水。それどころではないようだ。

○手持ち国旗:20RS (≒40円)

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