海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > アジア  > ネパール/カトマンドゥ特派員ブログ

ネパール/カトマンドゥ特派員ブログ 春日山 紀子

ネパール・カトマンドゥ特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


1 ラメチャップ空港に着陸したタラエア機.jpg


近年カトマンドゥ空港滑走路の利用渋滞により、カトマンドゥ~ルクラ間運航スケジュールが大幅に乱れることが多々あります。天候は安定しているのに滑走路が混んでおり飛べない、という理不尽な状況となるのです。


これを受け、今秋からのトレッキングシーズン中は、カトマンドゥ⇔ルクラ間直行便の代わりに、カトマンドゥから東に約130㎞、車移動約4時間の場所にあるラメチャップ郡マンタリ空港を利用する便がメインとなっています。


130㎞というと大したことのない距離に思えますが、ここは山国ネパール。急カーブの多い細い崖路となるため速度が出せず、移動に約4時間もかかります。ラメチャップ発ルクラ行便は通常午前中の早い時間の運航となりますので、カトマンドゥからは未明の2時や3時に出発しなければならず、かなり過酷です。


旅行者エリアでもないラメチャップ。一体どこにあるの?どんなとこ?と思われる方も多いかと思いますので、先日日中に移動してきた様子を参考までにご紹介いたします。


※空港名はマンタリ空港ですが、「ラメチャップ空港」と呼ばれることが多いため、ここではマンタリではなくラメチャップ空港として表記します。


●ラメチャップ空港までの道路状況


カトマンドゥ~ラメチャップ空港までは約130㎞。


ラメチャップ空港までの道5.jpg


カトマンドゥの約30㎞程東ドゥリケルから、ラメチャップ空港の約20㎞手前クルコットまでの約80㎞は、日本の援助のもと、大変な作業を乗り越え約20年かかり2015年に全線開通したBPハイウェイ(全長約160㎞)の一部を通ります。日本人には「シンズリ道路」の名で知られています。


ラメチャップ空港までの道4.jpg


道は川沿いを走る細い崖道で、とにかく急カーブが多いです。


クルコット先.jpg


ネパール国内の他の幹線道路と比べると舗装状況はきれいですが、ところどころ舗装が壊れていたり、部分的にでこぼこが多い場所もあるのはネパールあるある。カーブも多く揺れますので、車酔いされる方にはかなりキツい道のりです。トレッキングよりも車両移動のほうが疲れてしまうかもしれません。


ラメチャップ空港までの道2.jpg


日中の移動であれば、 きれいな景色を見ながら気もまぎれますが、夜間の移動ですと道に外灯もなく、こんな辺鄙な場所になぜ私は来てしまったんだろう、というような不安に駆られてしまうかも。


↓次の写真の、川の向こう側の山の斜面に細く延びている道が、ラメチャップに続く道です。


ラメチャップ空港までの道.jpg


↓ BPハイウェイ(シンズリ道路)の分岐点、クルコットからラメチャップを目指す際に見える光景。


次の写真の向かって右側の道路がカトマンドゥに続く道。左側の道路がラメチャップに続く道。この中央、川の合流地点があります。右側からスンコシ川、左側からドゥドゥコシ川が流れて合流する場所に、はっきりと色の境界ができています。


ラメチャップ空港までの道3.jpg


●ラメチャップ空港


山道を抜けると、山間に比較的大きな集落が見えてきます。この写真の中央やや下、川が切れているあたりに空港があります。


マンタリが見えてきた.jpg


町のはずれ、空港に入る小道はこんな感じで、え、本当にこの先に空港があるの?とモチベーションが下がってしまいそう。


16602.jpg


空港ビルも、いくら国内線とはいえ非常に小さいです。


ラメチャップ空港.jpg


就航会社はタラエアとサミットエア。


タラエアチェックインカウンター.jpg


チェックインカウンターも待合室も質素。


ラメチャップ空港待合室.jpg


山の谷間にある空港で、飛行機は山と山の間をぬって飛んできます。


山間からルクラ発便が飛んできた.jpg


強風が吹くと山肌に羽が接触する危険を伴うため欠航になります。


ラメチャップ空港2.jpg


ルクラから飛んできた飛行機がラメチャップ空港に着陸する様子を動画でどうぞ。



この時はオフシーズン中で乗客はなく貨物のみを運んでいましたが、トレッキングシーズン中はこれと同じ機体に人を乗せて往復します。


●ラメチャップの町


ラメチャップ空港周辺の町.jpg


比較的栄えている町ですが、今まで外国人が訪れるようなエリアではなかったため、まともな宿泊設備がありません。現地の人しか利用しない宿は、ガラス張りで一見モダンな造りであっても部屋は汚く、特に水回りとトイレの衛生状態に絶句してしまうことが多いです。

 
カトマンドゥのように気分転換できる観光地やレストランもありません。


カトマンドゥ空港発着便と違い、ラメチャップ空港発着便の場合は、ルクラの天気さえよければ飛べる確率が非常に高いそうです。しかし、ルクラで悪天候が続く場合は必然的にラメチャップからも飛ぶことができないため、欠航となってしまった場合のことを考えると、今からとても頭が痛いです。


外国人でも泊まれるレベルの宿泊施設を探す場合、約40㎞(車で約1時間)程戻った「ムルコット」という場所にあります。シンズリ道路を建築中に、日本のゼネコンの方たちが長期宿泊されていた寄宿所を改装したリゾートホテルなどもあり、そこそこきれいです。ただし、諸外国の「リゾート」とは違いますので、期待しないように。


欠航することなく、無事に飛んでくれることをただただ願うばかりです。


2019年9月27日

ネパールで流行っているデング熱。


9月12日付、8月21日付、在ネパール日本大使館からの安全情報を一部転載します。


===9月12日付転載===


1 9月10日,ネパール政府は,国内でのデング熱の患者発生状況を発表しました。


2 8月18日から9月10日までのデング熱の患者数について,カトマンズ市で1,170名,チトワン郡で1,128名,カスキ郡で791名,マクワンプール郡で728名と発表されており,ネパール全土での総患者数は5,095名となっております。


3 カトマンズ市内においてもデング熱の患者数が急増しており,今後も更に患者数が増加する恐れがあります。


4 在留邦人の皆様におかれましては,報道等から最新の情報を入手して頂くとともに,以下により一層の安全確保に努められるようお勧めします。


===8月21日付転載===
1 8月7日,ネパール政府は,国内でのデング熱の患者発生状況を発表しました。


2 5月13日から今までのスンサリ郡で発生したデング熱の患者総数は2,803名となっており,ダランから一番多く報告されています。カスキ郡では,シバラヤで初めてデング熱の患者が報告され,現段階で18名の患者が確認されています。マクワンプール郡では,ヘタウダで今まで38名のデング熱の患者が報告されました。いずれもデング熱で死亡した患者の報告はありません。


3 当館が得た情報では,カトマンズ市内でもデング熱の患者が報告されており,今後新たな患者が発生する恐れがあります。


4 在留邦人の皆様におかれましては,報道等から最新の情報を入手して頂くとともに,以下により安全確保に努められるようお勧めします。


5 デング熱について

(1)感染源
 デング熱はデングウイルス(フラビウイルス属で1~4型まである)を持つヤブ蚊(ネッタイシマカ,ヒトスジシマカ等)に刺されることで感染します。感染は必ず蚊が媒介し,人から人への直接感染はありません。ヤブ蚊の活動時間は,夜明け少し前から日暮れまでの間(特に朝と夕暮れどき)です。ただし室内にいる蚊は,夜間でも刺すことがあるので注意する必要があります。


(2)症状・治療法
 デング熱は,典型的にはウイルスを保有する蚊に刺されてから4~7日後に症状が出現します。発熱,頭痛,筋肉痛,骨関節痛,目の奥の痛みなどの症状が見られ,50%に発赤や盛り上がった皮疹,もしくは紫斑や点状出血を伴う皮疹が認められます。また,血液検査では,白血球や血小板が低下します。


通常発病後2~7日後に解熱し,解熱とともにかゆみを伴った皮疹が出現する場合もあります。デング熱患者の一部はまれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症し,早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。重症化する感染者は,通常過去にデング熱ウイルス株の1つに感染し,その後別の株に感染した方といわれています。以前デング熱にかかったことのある方は特に注意が必要です。しかし,感染しても症状が出ない場合もあるので,発症後は注意深い観察が必要です。


デング熱には特効薬がなく,対処療法が中心となります。そのため,蚊に刺されないよう予防措置をとることが極めて重要です。


万が一デング熱が疑われる症状が出現した際には,早期に医療機関を受診し,適切な診断,治療を受けることをお勧めいたします。


また,デング熱感染が疑われる場合,血小板が低下するので,鎮痛解熱剤はアセトアミノフェンを使用し,通常使用されることの多いNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の使用は避けてください。


(3)予防方法

 デング熱には予防接種も予防薬もなく,蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。デング熱を媒介するネッタイシマカ,ヒトスジシマカは,古タイヤの溝などのわずかな水たまりで繁殖するため,都市部でも多くの患者が発生する可能性があるため,次の点に十分注意の上,感染予防に努めてください。


●外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし,肌の露出した部分には昆虫忌避剤(虫除けスプレーなどにディートが含まれる場合,6ヶ月未満のお子さんは使用禁止)を塗布する。


●室内においても,電気蚊取り器,蚊取り線香や殺虫剤,蚊帳(かや)等を効果的に使用する。


●規則正しい生活と十分な睡眠,栄養をとることで抵抗力をつける。


●突然の高熱や頭痛,関節痛や筋肉痛,発疹等が現れた場合には,デング熱を疑って,直ちに医療機関を受診する。


●なお,蚊の繁殖を防ぐために,雨水など水のたまる可能性のあるタイヤ,バケツ,おもちゃ,ペットの餌皿等を屋外放置しないこと。また,植木の水受け等には,水が貯まらないよう,砂を入れるなどの対策をとってください。


===転載以上===


2019年9月13日

今週、カトマンドゥにて邦人男性に対する傷害事件が2件発生したそうです。


以下、在ネパール大使館からの注意喚起を一部転載します。


===転載ここから===


<1.9月4日(水)未明、タメルのナイトクラブにおいて邦人男性に対する傷害事件が発生>


9月4日(水)午前2時30分ころ、カトマンズ市内タメル地区に所在するナイトクラブにおいて、邦人男性が踊っている際に、ネパール人の若者グループに声をかけられ、いきなり顔面を殴打されるという傷害事件が発生しました。


若者グループはその後逃走しているとのことであり、本事件についての原因は現時点不明です。


繁華街においては、特に深夜早朝に、飲酒の影響から喧嘩等の粗暴事件が発生することも多く、また、外国人を狙った各種犯罪が多く発生するおそれがあります。


行動する時間帯には十分注意し、トラブルになるおそれのある場所には極力近づかずトラブルになりそうな状況が認められればすぐに立ち去る、トラブルになりそうな人とは関わらないようにするなど自己防衛に努めてください。


<2.9月7日(土)深夜、ダルバールマルグのバーにおいて邦人男性に対する傷害事件がまた発生>


9月7日(土)午前1時15分ころ、カトマンズ市内ダルバールマルグに所在するバーにおいて、邦人男性がネパール人の友人らと飲食した後、店を出る際に同店のバウンサー(用心棒)とトラブルになり、バウンサーら多数のネパール人グループに何発も顔や腕を殴られたり、足を蹴られたりする傷害事件が発生しました。


ネパール人グループのうち数名は逮捕されておりますが、その他は逃走しており、現在捜査中とのことです。


今月4日にも邦人男性に対する同様の傷害事件が発生したばかりですが、現地警察に確認したところ、本事件を取扱い中に同地域の他のクラブでも喧嘩が発生しているとのことで、最近、どの地域においても犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性があるとのことです。


繁華街においては、外国人を狙った各種犯罪が多く発生するおそれがあることに加え、深夜営業のバーやクラブでは、飲酒の影響から喧嘩等の粗暴事件や、犯罪発生等様々なリスクが潜んでいます。夜遅くまで出歩かないなど、自らの行動や時間帯には十分注意し、トラブルになるおそれのある場所には近づかず、トラブルになりそうな状況が認められればすぐに立ち去る、トラブルになりそうな人とは関わらないようにするなど事件の未然防止に努めてください。


また、万が一被害に遭った際には、すぐに現地警察に連絡するようにしてください。


===以上===


2019年9月 8日
2019年8月28日
2019年8月10日
2019年8月 1日
2019年7月24日
⇒すべての記事を見る

ネパール旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■ネパールの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

アジア特派員ブログ一覧

インドネシア/ジャカルタインドネシア/ジャカルタ2インドネシア/ジャカルタ3インドネシア/バリ島インドネシア/バリ島2インドネシア/バンドゥンインド/デリーインド/トリヴァンドラムインド/ベンガルールインド/ムンバイウズベキスタン/タシケントカザフスタン/アスタナカンボジア/カンポットカンボジア/シェムリアップカンボジア/プノンペンシンガポール/シンガポールシンガポール/シンガポール2スリランカ/コロンボタイ/チェンマイタイ/バンコクタイ/バンコク2タイ/バンコク3タイ/バンコク4ネパール/カトマンドゥバングラデシュ/チッタゴンパキスタン/カラチフィリピン/セブフィリピン/セブ2フィリピン/パナイ島フィリピン/パナイ島2フィリピン/マニラベトナム/タインホアベトナム/ニンビンベトナム/ハノイベトナム/ハノイ2ベトナム/ホーチミンマレーシア/クアラルンプールマレーシア/クアラルンプール2マレーシア/ペナンミャンマー/バガンミャンマー/ヤンゴンモンゴル/ウランバートルラオス/パークセーラオス/ビエンチャン中国/フフホト中国/マカオ中国/上海中国/上海2中国/上海3中国/北京中国/南京中国/広州中国/深セン中国/蘇州中国/香港中国/香港2台湾/北投台湾/台北台湾/台北2台湾/高雄東ティモール/ディリ韓国/ソウル韓国/ソウル2韓国/ソウル3韓国/済州韓国/釜山

アジアにもどる

地球の歩き方Web特派員募集