計画停電のこと
あらためまして、今回の大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申しあげます。
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「計画停電」、まさか日本でこの言葉を聞くようになるとは、想像すらしたこともありませんでした。
ここネパールでは、年中電力不足のため、年間を通じて各地域で計画停電が実施されています。
電力不足が深刻になる乾期の今は、毎日14時間の計画停電実施中。2009年の今頃には、毎日16時間停電していたことも(ときどき1日20時間近く消えたことも!)ありました。
停電スケジュールは地区ごとに異なり、カトマンドゥは7グループに分けられ、毎日異なる時間に連続7時間ずつ2回停電します。
私のオフィスでのある日のスケジュール:9時~16時まで連続停電という日があります。営業時間は9時~17時ですので、この日は1時間しか電気が来ないということ。こういう日は、電気がなくてもできる仕事をする日、と決めています。
一国の首都カトマンドゥで毎日これだけ停電していても、世界的にみれば大したことはなく話題にすらなりませんが、日本の首都圏を含む突然の計画停電、これはさすがに一大事ですよね。
ネットで拾える「計画停電」に関する日本からの発信、「停電スケジュールが云々」「私の住まいはグループ2」「消えるかと思ったのに今日は電気が消えなかった」等々、今まで私がブログやツイッターでよくネタにしていた話題そのもので、不謹慎ながら、共感していまいました。
生活のほとんどを電気に依存しながら、停電を想定した対策がほとんど取られていなかった日本。そして、ほとんどの方が停電未体験者で、心の準備もなく突然始まった停電生活。停電が与える経済的影響も大きく、初めての体験に戸惑う方も多いことと思います。みなさんがんばってください。
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停電に関する話題は尽きないので、機会があればまた停電ネタを書いてみたいと思います。
筆者
ネパール特派員
春日山 紀子
2000年よりカトマンズ在住。
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