世界遺産カトマンドゥダルバール広場(震災4ヶ月目)
地震から約4か月めのカトマンドゥダルバール広場。
地震後、避難者たちが集まりビニールシートを張って過ごしていたバサンタプル広場からは、ビニールシートはすでに撤去され、地震前のような土産物屋も並んでいます。
(ただし、この敷地内にある公立学校の校舎代わりのテントは未だ張られたままです。
亀裂が入り半壊している建物を取り囲むように組まれている足場。これは、修復作業のためのものではなく、これ以上の倒壊を防ぐため、支える目的のものです。
8月に考古学省などが中心となった修復委員会がつくられましたが、本日現在、具体的な修復・再生案はできておらず、地震後に応急処置がとられたのみとなっています。
地震直後に崩壊したナラヤン寺院とシバ寺院。跡地を見学する観光客の姿も見られるようになりました。
その他、エリア内にあるたくさんの寺院には、このようにつっかえ棒がされたり、壊れた部分がビニールシートで被われたりしています。
このエリアを管轄する考古学省の方にお話を伺う機会があり、修復にかかる年数を訪ねたところ、5~7年かかるのではないかと。でも、まだ本格的な作業も始まっておらず、実際のところは何とも言えない、7年で修復できたら嬉しいが、とおっしゃっていました。
今後の変化の様子を見守り続けたいと思っています。※最初の写真のみ9月9日撮影、それ以外は8月27日撮影。
筆者
ネパール特派員
春日山 紀子
2000年よりカトマンズ在住。
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