カトマンズ⇔ポカラ間豪華ツーリストバスが新規参入!

公開日 : 2015年10月31日
最終更新 :

現在カトマンドゥ~ポカラ間を走る、旅行者用としての登録がある「ツーリストバス」は20社以上。その中で、一番快適とされているのは、グリーンライン社のバス。

10年以上独り勝ち状態でしたが、グリーンライン社のバスのさらに上をいく、豪華デラックスタイプのバスが新規参入、10月14日より運行開始しています。

「飛行機より快適!」が宣伝文句の豪華バス。私も早速試乗体験してみないと!と、10月末のポカラ往復時に利用してみましたので、今回はその報告を。

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≪バス情報≫

運行会社:Pokhara Jagadamba Travel http://pkrjagadamba.com/

料金:片道25USドル

座席数:21席(全席指定)。横3席ずつで、隣の席との間は20cmほどあり(席と席の間に飲み物置き場があります)、他のツーリストバス(グリーンライン含)のように、隣の人と肘がぶつかる、というような心配は少ない。ソファータイプのシートで他のバスに比べれば乗り心地も良い。

備考:エアコン付、wifi無料、ミネラルウォーター(1リットル)付

≪運行情報≫

▽カトマンドゥ→ポカラ間

 [集合時間・場所]朝7時アンナプルナホテル駐車場(出発は7時半)

 [到着場所]ポカラの最終到着地点は、レイクサイドの奥だが、適宜下車可能。旅行者の場合、ツーリストバスパークで下車するか、レイクサイドの適当なところで下ろしてもらうとラク。

▽ポカラ→カトマンドゥ間

 [集合時間・場所]ツーリストバスパーク7時半

 ただし、始発地点は、レイクサイドの奥で朝7時発。そこからレイクサイドやポカラ空港前を経由し、ツーリストバスパークにやってくる。このため、バスパーク出発時間は日によって前後する。また、バスパーク内の駐車場には進入せず、バスパーク前の通りに停車するだけなので、気を付ける必要がある。

 ネパール語か英語ができる場合は、当日のドライバーと直接連絡を取り、途中で拾ってもらうことも可能。レイクサイドに宿泊している場合は、わざわざツーリストバスパークまで移動する必要がなくなるが、うまくコミュニケーションがはかれないと、指定の場所で拾ってもらえない恐れもあるので要注意。

 [到着場所]カトマンズ市内アンナプルナホテル前

▽備考:食事など

カトマンズ発、ポカラ発とも、出発して1時間ぐらい経った頃に、軽食と飲み物(ティorコーヒー。どちらもインスタント)サービスがある。

ちなみに私が利用した時の軽食は次の通り。

カトマンズ発:カレー味のチャナ豆とジャガイモのおかず。プリ(揚げパン)2枚、ゆで卵。スパイスが効いており辛めで、現地人向け。

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ポカラ発:クロワッサン、フライドポテト(ケチャップ付)、バナナ、パック入りジュース。

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軽食サービス開始前に、乗客全員に布ナプキン代わりの「タオル(フェイスタオル)」が配られたのには、感動しました(笑)。揺れる車内での食事、大人でもこぼしやすいため、タオルを膝に敷けるように、と。

なかなか気の利いたサービス!と思ったのですが、往復で洗わないまま使用することもあるようで、復路配られたタオルはすでに汚れていました(苦笑)。この点は、まあ仕方ないか、といったところでしょうか。

その後、11時頃には、クリンタールの休憩所にて昼食(ダルバートのビュッフェ)。

ツーリストバスが立ち寄る休憩所でのダルバートのビュッフェランチは、どうしてここまでまずくできるの?という激マズな味付となっているところが多いのですが(現地の人も同じ感想)、ここのは、ヘンにアレンジされておらず、なかなかおいしくいただけました。ただし味は辛めです。(写真は撮り忘れました、、、)

=== 

現在、老舗のグリーンラインバスも25USドルで運行していますが、同料金であれば、こちらのジャガダンバ社のバスの方がお得感はあります。

ただ、いくらバスが新しく快適なサービスがあっても、通る道は同じ。舗装状態が悪くカーブの多い山道ですので、所要時間(片道約7時間前後)に変わりはなく、縦揺れ、横揺れを避けることもできません。

必要に応じて飲み物(温冷両方準備アリ)を出してくれるサービスもあるのですが、何しろ車内が常に激しく揺れるので、添乗員さん、運んできてくれるタイミングを探すのも大変な様子でした。

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劣悪な道路事情もあり、宣伝文句である「飛行機より快適!」というわけにはいきませんが、ゆったり座れるのはありがたいです。

新しいバスが参入しても、快適に使えるのは最初だけで、すぐに劣化してしまうケースがよく見られます。この豪華バスが、いつまでも快適に利用し続けることができることを願うばかりです。

カトマンドゥ⇔ポカラ間、陸路での移動を検討されている方、是非ご利用になってみてください!

筆者

ネパール特派員

春日山 紀子

2000年よりカトマンズ在住。

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