【ネパール】8/14バンダ(ゼネスト)の可能性

公開日 : 2018年08月10日
最終更新 :

久々のバンダ情報です。

バンダ(Banda)というのは、ネパール語でストライキのこと。

以下、8月9日付大使館からのお知らせです。

===以下転載===

当館が入手した情報によれば、8月7日、マオイスト・チャンド派幹部の広報担当元女性子供社会担当大臣のカドカ・バハドゥール・ビシュカルマ(Khadga Bahadur Biswhkarma)氏が、違法献金強要の疑いで警察当局に逮捕されたことに反発し、同マオイスト・チャンド派は、以下の日程で抗議行動等を行うと発表しました。

8月10日(金) ネパール全土における集会

8月11日(土) ネパール全土における抗議行動

8月12日(日) 抗議内容の告示(政府への不満など)

8月13日(月) ネパール全土における抗議行動(たいまつを使ったもの)

8月14日(火) ネパール全土におけるバンダ(ゼネラルストライキ)

これら抗議行動等においては、一部交差点や、主要幹線道路において、車やバイクによる交通が妨害される可能性があります。過去には車が燃やされたり、投石を受けるなど、過激化した例も確認されています。

また、カトマンズ盆地内やネパール各地で、政府関係の施設や政府関係者の自宅に対し爆弾が設置され、爆発して施設が大きく破損するなど、爆弾事件も散見されています。

当日は攻撃される可能性のある建物や施設には極力近づかないようにし、不審物を発見した際には不用意に近づかないようにしてください。

集会や抗議活動中の集団にはくれぐれも近づかないよう注意をしてください。日本人を含む外国人であっても、あらぬ言いがかりをつけられ、被害が及ぶ可能性を排除できません。

上記予定は、中止・変更の可能性がありますので、テレビやインターネットで最新の情報を入手して行動するよう心がけて下さい。

===転載以上===

<補足>

10年ほど前までは、それはもう頻繁にバンダが行われ、そのたびに、交通機関は麻痺し、旅行計画が狂い、手配する側も疲労困憊した、という過去がありますが、最近では大きな混乱もなく過ぎていくことが多いです。

不安を駆り立てるような内容ですが、それほど心配することはありません。

旅行者の方にとって影響が出るとすると、8月14日全国規模のネパールバンダの日。流しのタクシーやローカルバスを使っての移動や観光を予定している場合は、計画通り行かなくなる恐れはあります。

旅行者用車両での観光やツーリストバス移動(いずれも緑色ナンバープレートの物)を利用しての観光・移動予定であれば、それほど影響は受けないと思います。

※バンダについては、過去記事:ネパールバンダ(強制ゼネスト)が旅行者に与える影響 もご参照ください。8年前の古い記事で、当時と状況もかなり変わっており、過去ほど深刻な「バンダ」は最近は行われていませんのでご安心を。

筆者

ネパール特派員

春日山 紀子

2000年よりカトマンズ在住。

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