【ネパール特産家具】西タライ地方で使われるロープチェア、カティヤ
ネパール西部カイラリ郡、チョウダリ・タルー族の庭先に必ず置いてある「カティヤ(खटिया)」。
ロープベッドorチェアとでも言うのでしょうか、マクラメ編みで作る用途多様な椅子です。
小さい一人用のものから、ベッドにもなる大きさものまで、サイズいろいろ。
実際に、長いサイズのものは、来客用のベッドにもなっていました。といっても、布団を乗せるのではなく、たっぷりの藁を乗せ、その上に布をかぶせての、藁布団。これはこれで快適です。
このカティヤ、店でも売られていますが、自分で作ることも多いそう。部分的にキラキラきらめいているのですが、飴の包み紙やラッピングペーパーなどを使ったリサイクル紐を使っているからなのだそうです。
カイラリ郡のみならず、カンチャンプル郡やバルディヤ郡など、ネパール極西部のタライ地方全般で使われているもののよう。とてもステキなので、少し洗練させたら立派な高級家具になりそうです。
筆者
ネパール特派員
春日山 紀子
2000年よりカトマンズ在住。
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