九州新幹線に乗って九州へ行こう! いさぶろう・しんぺい、はやとの風

公開日 : 2011年04月09日
最終更新 :
筆者 : 林 秀代

SL人吉号を降りた熊本・人吉駅から、午後は赤いいさぶろうに乗って吉松駅へ行きます。

「いさぶろう」って変わった名前ですよね?しかもこの列車上りと下りでは名前が変わり、吉松駅から人吉駅に行くときは「しんぺい」となります。ほっ?

山の中を走る肥薩線の工事は、明治の頃は天下の難所といわれたそうです。当時の逓信大臣、山縣伊三郎と、鉄道院総裁の後藤新平の名を取って「いさぶろう・しんぺい」という名をつけたそうです。

中は背もたれ上部の格子が「和」の雰囲気をだしていますね。リクライニングはありませんが、渋い色といい、昔の列車の座席を思い出します。

「ほぼ全席指定」で、自由席は7席だけ。指定をとったほうがいいですよ。

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観光列車なので、ゆっくり走り、時々案内の解説が入ります。

いさぶろう・しんぺいのルートには、めずらしい山の周囲をぐるりと廻るループ線と、スイッチバックの両方があります。山の上からの眺めは、日本三大車窓と言われ、天気が良いと霧島連山から桜島まで山並みが見渡せるそうです。私が行ったときはあいにく小雨のお天気でした・・・(泣)。

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途中、大畑(おばた)、矢岳(やたけ)、真幸(まさき)、駅に5分~7分程度停車します。どこも明治からの古い駅です。乗客もちょっと降りて駅舎の外まで出ることができます。

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いさぶろうの車窓からも、沿道の方々が手を振ってくれる姿を見かけました。ほら、おばあちゃんから小さな子まで一家で!

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吉松駅で「はやとの風」に乗り換えて、鹿児島中央へ行きます。カウンターのある展望デッキもあります。

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途中嘉例川駅で停車、ここも味のある明治の駅で、もう少しいたい気分でした。

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山をどんどん下っていき、海が見えました!その向こうには桜島!大きいですねえ。

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そうして鹿児島中央に着きました。この日はさらに指宿まで普通列車で行きました。もう外は真っ暗。ゆっくりと列車と眺めを楽しんで熊本から鹿児島まで旅した1日でした。

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