海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > コルチュラ島特派員ブログ > 島のウニ獲り体験

クロアチア/コルチュラ島特派員ブログ すずきあんな

クロアチア・コルチュラ島特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2017年10月 5日

島のウニ獲り体験


メール プリント もっと見る

島のウニ獲り体験

コルチュラまわりの海のいたるところで、黒光りしたトゲの生き物を目にしてはいたのですが、これは現地人曰く「食べられないウニ」。それからしばらくして、素潜り用のマスクやウニを割るための道具があることをきいて、観光シーズンの落ち着いた9月下旬、気温も風もすっかり秋になった頃、ウニ獲りにいってきました。


コルチュラ島から船で15分ほどの無人島へ、コルチュラ島に別荘を持つ友人家族総勢8人ででかけたのですが、終始とても慣れた様子でした。大きな食料袋やお酒を手際よく船に積んで、真っ白なテーブルクロスをかけて、次々と食べ物を並べたり肉を切ったりと、彼らにとっては日常と地続きのピクニック。わたしにとってはどれもこれも新鮮な異文化ピクニック。


陸に着いてからは各々、ごはんの準備をしたり、さんぽがてらゴミを拾ったり(捨てられていたゴミがたくさんあってそれを当然のように拾い始めていた)、ウニを獲ったりしていました。


D02E9A2B-28C3-481D-9B75-AE87E2C3E1E1.jpegのサムネイル画像
7774D9C1-15EE-4985-BFC4-5FD2E7D9A240.jpeg


ウニチームは、水中マスクと果物ナイフという超身軽装備で沖から泳いでいき、姿が小さくなったあたりで潜って獲っていました。潜り始めて1時間もしないうちにバケツはウニでいっぱいになって、大きなハサミを使ってその場で割ってみると、鮮やかなオレンジ色のウニが、剥いたみかんの皮みたいな形で入っていました。5つほどのかたまりのうちひとつを人差指でそっとすくって(失敗するとぼろぼろにくずれる)、レモンを絞りかけていただくと、甘くて濃厚で大興奮。限りなく透明に近い綺麗な海水ですくすく育てられたウニは、塩気もちょうどよくてレモンの酸味が確かに効く。大自然ありがとうございますひれ伏しました。よくよく観察してみると真っ二つに割られてもなおトゲはゆっくり動いていて、紫だったり薄い黒だったり様々な色で、入っているウニもトゲの色に対応してるのか、オレンジの濃さや黄土まじりの色など選り取り見取りでした。


A669B2D8-CD8F-49B5-AAFF-930F58E98393.jpegのサムネイル画像
E7E41023-EC2C-4422-9DF9-283A3E22A9C8.jpegのサムネイル画像


慣れている大人達は満月の日はウニの入りが最高だとか、片手でレモンを絞りながらパンと赤ワインを器用に持って話していました。ウニを食べ続けていると手はオレンジ色になって、ベトベトしてくることもはじめて知りました。なるほど、だから人々はスプーンを使ってるわけです。


4048390B-F374-47B4-9192-B1287525E5D1.jpegのサムネイル画像


それから、岩に張り付いている小さな貝のようなものも食べられることを教えてもらいました。果物ナイフで岩から貝を採って、貝殻でぐるりとえぐって身を剥がして食べていて、正直グロテスクな吸盤にしか見えませんでした。それでも、日本人はこういうの好きだろ?と差し出されたので、目をつぶって恐る恐る噛むと、これは、ホタテの貝ヒモ。コリコリとした食感がたまらなくて、ほんのり海の味がしました。これまた慣れている大人達が、小さい頃はきれいに洗ってアクセサリーにしたよねあるあるで盛り上がっていました。


AB779489-A540-4909-BC04-A0ED9C33A243.jpeg


天気も良くて、気持ちいいくらいに晴れた秋の昼下がり、10年分くらいの量のウニを食べて、こんなこともあるんだなあと形容しがたい気持ちに包まれました。ウニを獲って食べることはここコルチュラ島では珍しいことではなく、実際彼らは獲り方も割り方も知っていて、ただレストランなどでは見かけないのは趣味にとどめているからなのか、食用で提供できない制限があるのか、需要と供給問題か、わたしにはわかりませんがウニを獲って食べたというコルチュラ島での新体験でした。


記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー 自然・風景
2017年10月 5日
« 前の記事「スーパーを覗いてわかる物価水準」へ
»次の記事「魅力溢れるクロアチア紹介動画」 へ
おすすめ記事
    コルチュラ島特派員 新着記事
    半島総ぐるみでのワイン試飲イベント
    作業音響く晩秋のコルチュラ島
    コルチュラ島のポート基本情報
    島のイカ釣り体験
    サマータイム終了につき思うこと
    島から絵はがきを送ってみよう
    観光地から日常へ 秋の街
    魅力溢れるクロアチア紹介動画

    ヨーロッパ 航空券情報


    クロアチア旅行 旅スケジュール

    旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■クロアチアの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

    ヨーロッパ特派員ブログ一覧

    アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イタリア/シチリア島イタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマウクライナ/オデッサエストニア/タリンオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バレンシアスペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スロヴェニア/リュブリャナチェコ/プラハ2チェコ/ブルノチェコ/プラハデンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルン2ドイツ/ケルンドイツ/シュタインバッハドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/レーゲンスブルクノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/カンヌフランス/サンローフランス/トゥルコアンフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/モスクワ

    ヨーロッパにもどる

    • 特派員プロフィール
    • コルチュラ島特派員

      コルチュラ島特派員
      すずきあんな
      学生時代、航空券が安く買えたのでたまたま行った冬のクロアチアで、たまたま行ったコルチュラ島の田舎っぷりに惹かれてあれこれして移住。好きなことは食べることと眠ること。クロアチア人と5人暮らし。山形県出身。最近ブログをはじめました。 DISQUS ID @disqus_RdtCS0RjnU

    • リーダーに登録

    地球の歩き方Web特派員募集