【新型コロナウイルス関連】行動制限令の折り返し2週間が経過したクアラルンプール
マレーシア全土に発令されている行動制限令(Moving Control Order=MCO)。
2020年3月31日で2週間経ち半分が経過しました。
本日4月1〜14日まででフェーズ2に入ります。
3月30日現在の国内の状況を、情報ソースを元にお伝えします。
【マレーシアの新型コロナウイルス罹患者数】
◆3月30日のマレーシア国内の感染者数は2626名、死亡者数は37名となっています。また集中治療室にいる患者数は現在94名となっています。
※マレーシア保健省(Ministry of Health=MOH)
【マレーシアへの出入国】
◆マレーシア全土で3月18日から外国人観光客、渡航者の入国は禁止されています。ただし出国は可能。
【マレーシア国内の状況】
◆強化した活動制限令(Enhanced Moving Control Order=EMCO)が発令
KLタワーのすぐ近く西側にある商業施設兼コンドミニアムの「Menara City One」(部屋数502、住居者数3200名)が完全封鎖されました。陽性患者が17ケース確認されたそうです。
EMCOが発令されると、アクセスにつながる近隣の道路も閉鎖されるとのことです。
※マレーシア国防省の公式Facebookアカウントから
◆マレー半島の野菜の産地キャメロンハイランドでは物流の滞りにより廃棄が出ているという状況をうけ、東南アジアのアマゾンとも呼ばれるオンライン通販サイトのLAZADAで直販を開始。
前日の午後12時までの注文で翌日の午後3時〜8時までに配達されるとのこと。
さてここからは実際の日々の生活についてです。
・警察のパトロールや軍による道路の封鎖などにより、実際に外を出かける人が見た感じでは少なくなってきました。
・スーパーに入る前に検温が実施され、ソーシャル・ディスタンスを守るため人数制限がかかっています。レジなどでは床に貼ってあるテープで距離をとりながら並ぶ形となります。
・自宅近所のスーパーの棚には通常の7、8割程度の品揃えです。野菜、果物はありますが、週末はまとめ買いをする人が多いのか空になった状態が目立ちます。
・ドラッグストア(チェーン系)では、サニタイザーがレジの横にありますが、個数制限がかかっています。マスクはまだ店頭には出ていません。
・肉や魚などの生鮮食品や乳製品などよりも品薄状態なのが、缶詰、インスタント麺などのコーナー。
・歩いているだけで、パトロールをしている警察官に呼び止められます。感覚でいうと2km以上ある場所への買い物はかなり厳しく質問されます。
・近隣の郵便局、銀行は閉鎖されています。
・食事の宅配サービスなどは比較的問題なく動いています。
マレーシアの通常の話題をお伝えできるにはまだしばらくかかるかもしれません。
引き続き国内の状況などをお伝えできたらと思います。
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。