2022年ハリラヤのクアラルンプールの風景②

公開日 : 2022年04月27日
最終更新 :

現在、イスラム教徒のラマダン(Ramadan)中のマレーシア。日本でいう年末のような雰囲気で、スーパーなどでは清掃用品のセールや、新年向けの用品が販売されています。

何度かお伝えしていますが、今回はマレーシア国内で最大ともいわれる1ウタマショッピングセンター(1 Utama Shopping Centre)のハリラヤディスプレイを紹介します。

ショッピングセンターはニューウィング(New Wing)とオールドウィング(Old Wing)に分かれていて、ブリッジで往来できるようになっています。

ディスプレイのメイン会場はニューウィング(New Wing)にあるオーバル(Oval)という文字通り楕円形をしたイベントスペースです。

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西スマトラ島ミナンカバウ(Minangkabau)属の伝統建築をイメージしたルマ・ガダン(Rumah Gadang)住宅と食糧貯蔵庫ランキアン(Rangkiang)の実物大レプリカが登場しました。

ルマ・ガダン(Rumah Gadang)は高さ約13メートルもあり、屋根の部分は本物の茅ぶきです。

特に屋内にあるため、そのスケールの大きさに圧倒されます。

左右の反り返った屋根は水牛の角をイメージしているのだそうです。

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正面入り口から中に入ると装飾品、日用品、楽器などが展示され、ちょっとした美術館のよう。

内観は黄色が多く使用されていますが、これはかつては王族の色とされていました。

※マレーシア全州の住宅があるテーマパークについては以前にこちらの記事でもお伝えしました。

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オールドウィング(Old Wing)では牛車が登場。

昔から農作物などを運ぶのに牛に引かせていた荷車の再現となっています。

どちらもSNS映えを意識したカラフルで、また中に入ったり、乗ったりして写真撮影ができるようになっているのが特徴。グループや家族連れで楽しそうに写真を撮っている姿を見かけました。

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日没後のアザーンとともに断食を終了し、食事をするムスリムが訪れるため、ショッピングモールも飲食店も一気に賑やかになります。

スーパーやデパートではハリラヤに正装するための服装が販売されていて、食事を終えたあと午後8時半過ぎぐらいからは、ショッピングを楽しむマレー系の姿も多くみかけました。

幼稚園児ぐらいの小さな子ども楽しそうにしています。日本からみると夜更かしと感じられるかもしれませんが、マレーシアでは意外と日常の光景だったりします。

あと1週間ほどでイスラム教の新年、ハリ・ラヤ・アイデルフィトリ (Hari Raya Aidilfitrit) となります。

今年はオープンハウス、家の訪問や往来なども許可されて、2年ぶりに賑やかな祝日となりそうです。

■1ウタマ(1 Utama)

住所: 1, Lebuh Bandar Utama, Bandar Utama, 47800 Petaling Jaya, Selangor

URL: https://www.1utama.com.my/

営業時間: 10:00-~22:00

アクセス: MRTブキッビンタン駅(bukit Bintang)から約17分

(撮影by逗子マリナ)

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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