海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > 日本  > 日本国内/京都特派員ブログ

日本国内/京都特派員ブログ Akio

日本国内・京都特派員が現地から日本地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


メール プリント もっと見る

前ページの常照寺からの続きです。11月23日の祝日。
鷹峯にある源光庵・・光悦寺・・吟松寺へと歩きました。
北区の鷹ヶ峰は、市内でも高い所にあり朝晩は冷え込みます。
かつて鷹ヶ峰街道は交通の要所で、京都から周山を通り美山町・小浜市へ抜ける街道でした。
明治19年から、交通は福王寺から栂尾を通るルートになり、鷹ヶ峰街道は幹線道から外れたそうです。

IMG_6442.jpg

源光庵に入りました。
源光庵の山門に続く参道は、ひし形の石畳。
そして参道の両側からは、背の高いススキが迎えてくれます。
山門の上には、丸い窓がふたつ。それは夜空に浮かぶ月のようにも見えます。


IMG_6375.jpg

源光庵と言いますと、迷いの窓と悟りの窓が有名ですね。


IMG_6379.jpg

ここの紅葉も見頃です。

IMG_6384.jpg

源光庵から、少し歩くと光悦寺。
光悦寺と言いますと、参道のもみじのトンネルが美しいです。

IMG_6364.jpg


光悦寺は、江戸時代に本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)が、徳川家康より
鷹峯の地を寄進され、光悦が亡くなった後に 日蓮宗の寺院となっています。
本阿弥 光悦は、書家、陶芸家、漆芸、茶の湯などに名を残す 江戸時代の素晴らしい芸術家でした。
今の時代で言うとデザイナー。総合プロデューサーに例えられるでしょうか。

IMG_6367.jpg


光悦は、鷹峯のこの地に芸術村(光悦村)を築いた事でも知られています。
俵屋宗達、尾形光琳と共に、日本の素晴らしいデザインの形・・・
『琳派』の創始者として、芸術文化に大きな功績を残しています。
光悦寺には大正時代に建てられた茶室が7つあり、すぐ近くに
鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)が見えます。

IMG_6369.jpg

光悦寺から更に進むと、長い坂道が続いています。
坂道の名は、長坂道。名の通り、かなり急こう配の坂道です。


IMG_6362.jpg

長坂道を下り、左折して紙屋川沿いの道を歩くと吟松寺(ぎんしょうじ)。
ここは、知る人ぞ知る、鷹峯の隠れ紅葉スポットです。

IMG_6224.jpg


観光寺院ではないため、拝観料も必要ありません。
しかし他と紅葉名所と比べても遜色ない美しさです。

IMG_6214.jpg

この辺りは山裾で谷になる為、吹き抜ける風が強くて
ハラハラと舞う楓の景色が、とても綺麗です。
この後、紙谷川沿いの道を歩き、「しょうざん」へと続きます。

IMG_6359.jpg


《鷹峯》
〇所    京都市北区鷹峯北鷹峯町
〇アクセス 市バス 鷹峰源光庵前下車
〇周辺の見所  常照寺  源光庵  光悦寺


2017年11月24日

IMG_6395.jpg

今週は紅葉が一番の見頃の時ですから、沢山の人が京都に来られています。
鷹ヶ峰の常照寺。
朱色美しい山門が迎えてくれました。

IMG_6439.jpg


朱色美しい山門は、天下の名妓・二代目吉野太夫が巨財を
投じて寄進したもの。二代目吉野太夫、23歳の時の寄贈でした。
吉野太夫こと松田徳子は京都に生まれ、14歳で二代目吉野太夫の名跡を継ぎ、
天下の名妓と賞賛される様になります。

IMG_6391.jpg

全盛期の吉野太夫は井原西鶴が、「好色一代男」に記される程に、
その美しさと知性は群を抜いていたそうです。
その後、26歳の時に豪商・灰屋紹益に身受けされ結婚。
しかし、38歳という若さでこの世を去り、遺言によってここ常照寺本堂裏の墓地に葬られました。
悲しみに明け暮れた灰屋紹益は、その悲しみを詠んでいます。
「都をば 花なき里になしにけり 吉野を死出の山に移して」
        (寺院入口の参道に掲げられています。)

IMG_6440.jpg

鷹ヶ峰は朝晩冷え込む所。
きりっと冷え込む大気が、常照寺色と例えられる美しい紅葉の世界を見せています。
美しく紅葉する条件とは・・・・・・
○最低気温5℃以下であること
○十分な日照があり昼夜の気温差が大きいこと
○適度の水分、適度の紫外線があること
これらの条件が連続することが美しい紅葉の条件との事です。

IMG_6401.jpg


見上げると、黄色・・・・・・

IMG_6414.jpg


赤色・・・・・・

IMG_6413.jpg

黄色と赤色が重なり合う紅葉・・・・
まるで色紙の様な美しい色合いの
紅葉に見入ってしまいます。

IMG_6417.jpg

丸い窓は吉野窓。

毎年春の四月第二日曜日には、
吉野大夫を偲ぶ「吉野太夫花供養」があり
現在の島原太夫による「太夫道中」が行われています。


IMG_6419.jpg

常照寺の紅葉・・・・
2017年の秋も美しい彩りの世界が広がっています。

《常照寺》
○所    京都市北区鷹峰北鷹峰町45
○参拝料  500円
○時間    8:30~17:00
○アクセス 市バス「源光庵前」下車、徒歩約2分
○駐車場   有り


2017年11月23日

嵯峨野には紅葉の名所が数多くありますが、この時期は何処も混雑しています。
しかし嵯峨野の一番奥、清滝トンネル手前にある愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)は
比較的空いています。
それは、アクセスが不便なのと、渡月橋辺りから徒歩で30分近くかかる為
ここまで、たどり着く人は少ないからです。

IMG_6208.jpg

今週は連休もあり、渡月橋周辺はかなりの混雑となりますが
愛宕念仏寺まで来られたら、ゆっくりと散策しながら紅葉を愛でられます。

IMG_6166.jpg

愛宕念仏寺は、別名・千二百羅漢の寺とも言われ、境内には千二百の羅漢様がおられます。
この時期の千二百体の羅漢様は、紅葉景色の中、苔に覆われています。

IMG_6133.jpg


「羅漢」とは、インド原語サンスクリット語から伝わる、
仏法を守護する聖人の意味だそうです。

IMG_6139.jpg


愛宕念仏寺の「千二百羅漢」は
昭和56年、仁王門の解体復元修理を行った際、寺門興隆を願って
境内に羅漢の石像を充満させたいと発願したのが始まりとの事。

一体一体すべてが一般の参拝者自らの手によって彫られたもので、
発願10年後には1,200体となり「千二百羅漢」と呼ぶようになりました。

IMG_6129.jpg


見頃を迎えた愛宕念仏寺の紅葉。

IMG_6159.jpg


羅漢1200像が見る錦秋景色が広がっています。


《愛宕念仏寺》

〇〒616-8439 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
〇拝観時間 8:00~17:00 休日:無し
〇拝観料 300円
〇交通 京都バス 愛宕寺前(おたぎでらまえ)バス停から徒歩スグ
〇渡月橋から徒歩は、約30分位
    (化野念仏寺から鳥居元を過ぎ、清滝トンネルの手前です。)


2017年11月21日
2017年11月21日
2017年11月19日
2017年11月18日
2017年11月17日
⇒すべての記事を見る

近畿旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■京都府の旅行記・口コミ「旅スケ」へ

日本国内特派員ブログ一覧

ニセコ・北海道三宅島三重与論島五島列島京都八丈島函館北杜・山梨北海道南三陸南島原和歌山埼玉大崎上島・広島大阪奈良宮古島富山小笠原山形広島徳島房総・千葉新宿新潟札幌東京東京2松前栃木横浜沖縄沖縄2湘南滋賀神戸神戸・兵庫福井福岡福島種子島能登茨城軽井沢・長野金沢釧路長崎長野青森香川鶴見大島・大分鹿児島

日本国内にもどる

  • 特派員プロフィール
  • 京都特派員

    京都特派員
    Akio
    仕事は着物や和のデザイン。着物、帯、振袖のデザインが中心で、古典模様から琳派模様など、日本の今の模様を作っています。
    趣味は競泳で、試合にも時々出ます。近所には桂離宮や嵐山があり、時間があればカメラと共に寺院や景色を巡っています。
    京都は平安京の頃から、今の時代まで様々な歴史が残っている町。春夏秋冬・・・歴史と季節を訪ねながら特派員ブログを、綴って行ければと思います。 DISQUS ID @disqus_YGXxySyYFR

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集