あぶり餅
なぜ大徳寺かといわれると困りますが、単に緑が多いので少しは涼しいかな、という理由と、出かけた先からだとバスで30分ほどかかるので、その間、冷房の効いた車内で涼めるからという理由だけで行ったまでです。
暑さのためか時節柄か、観光客らしき人たちは少なく、賑わいといえばところどころで鳴いている蝉くらいなもの。境内を東西に貫く長い石畳の道を抜け、千本通から別の道を引き返して今宮神社に向かいました。
今宮神社の東門の前、参道の両側にあぶり餅屋が2軒あります。<いち和>と<かざりや>で創業何百年とか千年とか、どっちが古いか新しいか分りませんが互いにライバルです。いずれにしても相当古い時代に始まった店のようです。どちらに入るか一瞬迷いましたが、自分がいる位置から入り口が近かったというだけの理由で、かざりやに腰を下ろしました。
10個でした。
確かにうまいです。が、腹を満たすほどの量はなく、お茶請けか軽いおやつの感じです。これも一つのブランドか、話のタネにと寄って行く人も多いのではないでしょうか。ただ映画の撮影に使われるとかで、時代がかった店構えがなんともいい雰囲気でした。次はいち和に入ってみます。
で、涼しかったかって?コンクリートのビル街に比べれば少しは涼しかったかもしれないけれど、我慢の限界を超えていたので、餅を食べたあとはさっさと帰って来ました。暑さのせいか思い至らず、餅の写真はありません。
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